注目馬情報 Attention

セラフィックコール

牡4 JRA 寺島良厩舎 通算7戦6勝

父:ヘニーヒューズ
母:シャンドランジュ
母の父:マンハッタンカフェ

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デビューから無傷の5連勝で重賞制覇。初めてのGI挑戦となったチャンピオンズCは期待されていたほど走れなかったが、外から追い上げにくい中京で展開も向かず、不安視された要素がまともに出てしまった。しかし、仕切り直して臨んだダイオライト記念は4馬身差の完勝。まだゲートが不安定で砂を被ると嫌がる面もあるが、スタミナがあって長くいい脚を使えるので距離は長い方がレースをしやすい。現状でもポテンシャルの高さを示しているが、まだ気持ちと体が噛み合っているわけではないだけに伸びしろは十分。詰まった間隔でもしっかり調整できており、動きも更に良くなってきた。タイトなコーナーでも2100mならロングスパートで押し切り可能。

(競馬ブック・牟田雅直)

グロリアムンディ

牡6 JRA 大久保龍志厩舎 通算20戦7勝

父:キングカメハメハ
母:ベットーレ
母の父:Blu Air Force

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デビュー戦を勝ち、すみれSでも2着に好走したように芝もこなせるが、21年暮れにダートに矛先を向けると破竹の4連勝。続く重賞のアンタレスSではオメガパフュームの2着と、一気に頭角を現した。宝塚記念、休み明けのチャンピオンズCは芳しい結果が出なかったが、明けて23年はダイオライト記念、平安Sと連勝してコリアカップ2着。十分に力を見せている。帰国後の2戦では終いが甘くなっているが、あれが実力ではないことは確か。自在性があって早めに動く形も取れ、スタミナも豊富。9馬身ちぎったダイオライト記念(2400m)の内容から100mでも距離が延びるのもいい。しっかりと乗り込まれ、動きに力強さが戻ってきた。状態面の上積みも見込める。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・西村敬)

アイコンテーラー

牝6 JRA 河内洋厩舎 通算24戦6勝

父:ドゥラメンテ
母:ボイルトウショウ
母の父:ケイムホーム

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ダートと芝の二刀流。23年の愛知杯2着、22年の中日新聞杯3着と芝の重賞でも好走の実績。23年のBSN賞からダートに路線を変更し好時計勝ち。いきなりダートに高い適性を示した。続く、GIIIのシリウスSは早め先頭から2着して牡馬相手の重賞でもやれる手応えは掴んだ。JBCレディスクラシックでは正攻法の競馬で2着に0秒8差をつける完勝。牝馬同士なら力が違った感じだった。チャンピオンズCは初めて砂を被って「馬がやる気をなくした」と騎手。その轍を踏むまいと、前走は外めを先行して3着。今回もその形なら崩れないだろうし、21日のCWで終い1F11秒3と動きに鋭さも戻ってきた。全6勝中5勝が左回りの平坦コース。条件は◎。

(競馬ブック・信根隆二)

グランブリッジ

牝5 JRA 新谷功一厩舎 通算16戦6勝

父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母の父:ダイワメジャー

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JpnII・2勝、JpnIII・2勝のダートグレード競走4勝馬。JpnIでは2度2着した経験がある。掲示板を外したのはデビュー戦のみで、コースを問わず安定した成績を残している。特に川崎の2100mでは関東オークスとエンプレス杯の2戦2勝。舞台の適性は高い。また、良、不良どちらも勝ち鞍があり、どんな馬場でも走れることは強みと言える。前々走は久々の牡馬相手でレコード決着となったが、後続に6馬身の差をつけて2着。前走は勝ち馬が強かったものの、2着とは0秒1差で堅実な走りを見せた。力上位は明らか。ただ、もともと攻めは目立つタイプではないとはいえ、13日と20日のCWで格下馬に脚いろが見劣った。直前の気配に注目したい。

(研究ニュース・森田美菜)

ノットゥルノ

牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算18戦4勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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21年のジャパンダートダービーの覇者で、その後もGI/JpnI・2着が2回ある実績馬。連対時の馬体重は508~526kg。510kg台ではダートで①①②⑧②②④着と安定した成績を残しており、前走の佐賀記念も521kg。好走の鍵を握るのは馬体重と言っても過言ではないだろう。舞台は左回りに替わるが、ダート左回りでの(0.0.0.5)という成績も、4走は520kg以上でのもの。この戦績だけで左回りが駄目と決めつけるのは早計だろう。この中間、3月20日の栗東CWコースでのラスト1F11秒2は出色の数字。いつになく素軽く動いており、絞りにくい時季でも重くなった印象はまったくない。引き続き好走を期待できるコンディションにある。

(競馬ブック・坂井直樹)

ライトウォーリア

牡7 川崎 内田勝義厩舎 通算29戦8勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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JRAでオープン勝ちを収め、2022年8月から南関東に移籍。交流重賞に挑戦しながら、安定した成績を残してきた。7歳になった今年は報知オールスターCで逃げ切り、通算3つ目のタイトルを獲得。「オーバーペースになってもよく我慢をしてくれました。強かったですね」と内田勝義調教師。その後は川崎記念に向け、順調に調整してきたそうだ。昨年は地方最先着の5着。1周目のスタンド前からテリオスベルに先頭を譲る形になったが、それでも大きく崩れなかった。「着外になってもおかしくないような競馬だったので、頑張ってくれたと思いますよ。今回はスムーズに逃げることができれば。地元のレースで結果を出したいです」と期待を込めた。

(高橋 華代子)

シルトプレ

牡5 北海道 米川昇厩舎 通算18戦9勝

父:ワールドエース
母:エアディケム
母の父:フレンチデピュティ

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2022年は二冠+ダービーグランプリを優勝。2023年は、エルムステークスGIIIで勝ったセキフウに次ぐ上がり3Fを繰り出して5着に健闘。「全国区の実力を示したことで、ダートグレード制覇の意欲が沸いてきました」と米川昇調教師。日本テレビ盃JpnIIはウシュバテソーロが圧勝だったが、4着のセキフウとはクビ差の5着に健闘。道営記念で前年の雪辱を果たし、2023年のシーズンを終えた。昨年同様、今季もコスモバルク記念から始動する予定だったが「すこぶる順調に調整できていることもあり、左回りの方がパフォーマンスが高いことも含め、川崎記念の挑戦を決めました」(米川昇調教師) 15日は坂路で3F36秒0-1F12秒5、21日は内馬場でゲート練習を兼ねて4F51秒2-3F37秒9-1F12秒9(直一杯)をマーク。「2歳時に重賞を勝っているコースですし、最大目標に置くエルムステークスGIIIに向けて、強豪相手でも良い走りを見せられるように頑張ります」と、米川昇調教師は善戦を誓った。

(古谷 剛彦)

注記

当ページは、3月29日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。