予想情報 Prediction

レースの見どころ

ダート競走の体系整備に伴い、今年から施行時期が4月上旬となった川崎記念。過去10年を振り返ると、ホッコータルマエの3連覇に始まりJRAが9勝と圧倒的に優勢。21年にカジノフォンテンが一矢報いましたが、今年もJRAが選りすぐりの好メンバーを送り込んできました。チャンピオンズCで一敗地にまみれたものの、ダイオライト記念で改めて実力をアピールしたセラフィックコール。前年のダイオライト記念の覇者で力の要る馬場に強いグロリアムンディ。佐賀記念を勝利して弾みが付いたノットゥルノ。昨年後半に交流重賞2連勝のディクテオン。アイコンテーラー、グランブリッジの牝馬トップ2。地方勢では吉原騎手で先行勝負に打って出るライトウォーリア。波乱の目も十分に考えられます。

本命

  • 22セラフィックコール

CHECK!

神懸りの差し脚を繰り出しデビュー5連勝。チャンピオンズCでよもやの10着は初のG1で目に見えないプレッシャーを受けた様子。そのダメージを引きずらず、ダイオライト記念では従来より前めの運びで圧倒的な勝ちっぷり。これが本来の姿でチーク着用効果も。極端にモマれた際にはまだ一抹の不安もありますが、幸い今回も前走と同様に11頭立てと紛れのない頭数。継続騎乗となるムルザバエフ騎手が前走の戦法を踏襲するとみれば、持ち前のキレのいい走りで突き抜ける可能性が大。

対抗

  • 66グロリアムンディ

CHECK!

3歳冬シーズンにダート路線に転向。1勝クラスからオープンまで4連勝と覚醒。そして初の地方出走となった昨年のダイオライト記念1着。当時の船橋競馬場は極端に内が深い頃。勝負処ではその内を掬うように立ち回り1秒8差の圧勝は特筆モノ。近2戦で着順を落としていますが、立て直し奏功して硬さがほぐれ、追い切りの動き上々。初コースになりますが、最近の川崎は時計の掛かる状況が続いておりこの馬には持って来い。UAEダービーを勝利して意気揚がる坂井瑠星騎手とのコンビで逆転の可能性も。

単穴

  • 44ノットゥルノ

CHECK!

3歳時にジャパンダートダービー1着。以降は勝ち運に見放されていましたが、その間にも東京大賞典2、4着、JBCクラシック2着と実力を発揮。そして久々の勝利となった佐賀記念は59キロを背負いながら3コーナー過ぎで先頭に立ち圧勝。この馬の場合は溜めて行くよりも、こういった強気の立ち回りが合っている感じ。当時よりワンランク相手は上がっていますが、メンバー的に逃げ、もしくはライトウォーリアの2番手。展開有利に運びそう。左回りになると着順を落としているのは気になりますが、それを差し引いても、ようやく吹っ切れたこの馬の走りは注目に値。

連穴

  • 79ディクテオン
  • 67アイコンテーラー
  • 78グランブリッジ
  • 810ライトウォーリア

CHECK!

昨年後半の交流重賞2連勝が鮮やかなディクテオン。道中必ず脚は使うので、仕掛けのタイミングが決まれば。 人気でひと息伸びを欠いた前走は初の57キロが響いた様子のアイコンテーラー。牡馬一線級相手は未知数ですが、負担が軽くなりスンナリ先行なら。グランブリッジは近走分の悪い相手にどうかですが、川崎長距離2勝の実績があり穴目に。ライトウォーリアは一連の交流重賞で常に地方最先着の実績。ノーマークの逃げなら残り目。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、4月2日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。