牡6 JRA 音無秀孝厩舎 通算23戦5勝
父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song
昨年の本レースでは59kgを背負い、2着に4馬身差をつける圧勝を収めていて、舞台適性はある。久しぶりに逃げる形になった名古屋グランプリでは余裕の手応えで差を広げていき、名古屋2100mのレコードを1秒5更新。後続には8馬身差をつけた。名古屋大賞典は最重量ハンデ60kgを背負う厳しい戦いだったが、チークピーシーズを着用して集中力が増したのか、レコード決着のクビ差。重い斤量もこなせる力がある。ただ、気ムラな面が影響して勝負どころで行きっぷりが悪くなることがあるため、最後まで気分良く運べるかが鍵になる。それでも昨年以降崩れているのはJpnIのみで、JpnIIIで力上位であることは明らか。あっさり勝ち切ってもおかしくない。
(研究ニュース・森田美菜)
牡6 JRA 新谷功一厩舎 通算19戦6勝
父:リーチザクラウン
母:エミーズプライド
母の父:キングカメハメハ
3歳時はUAEダービーを制し、古馬相手のJBCクラシック、チャンピオンズCで連続2着に好走した素質馬。4歳時には韓国に遠征してコリアCを2着馬に1秒7差の圧勝を演じたほどの力。なかなかGIには手が届かないが、昨年はマーキュリーCを制した後、コリアC連覇。ただ、ここ2走はいい形の先行策からの失速だが、2走前の走破時計を見ると自分の時計だけは走っているのでそう悲観することもないか。そういった意味でも時計を要す当地の馬場もプラスだろう。今回の最大のポイントは中間の調整。この馬に調教師が自ら騎乗して追い切りを消化している点に注目。このパターンは過去に一度も負けていない。これだけでも買い材料で変身を期待。
2024/12/29 大井 右2000m東京大賞典 GI
7
2024/12/01 中京 左1800mチャンピオンズC GI
11
2024/09/08 ソウル 左1800mコリアC GIII
1
(競馬ブック・信根隆二)
牡4 高知 打越勇児厩舎 通算11戦8勝
父:コパノリッキー
母:イズミコマンダー
母の父:コマンダーインチーフ
昨年12月に行われた名古屋大賞典ではミッキーファイト、ノットゥルノにコンマ2秒差で続く3着。東京ダービー、ジャパンダートクラシックでそれぞれ4、5着した走りは勿論、立派だったが、勝利まであと僅かな所まで迫った直線の脚には一瞬、夢を見させてもらった。激走の要因として大きいのはまずは斤量面の恩恵か。ジャパンダートクラシックの2着馬でもあるミッキーファイトとは3.5キロ差がありアドバンテージとなったのは間違いない。ただ地力強化なくしては成し得ない走りだったのは確かであり、陣営のレース選択の巧みさも見事だったと言えるのではないか。さて今回が4歳シーズンのスタート。更なる期待感を持って応戦させていただこう。
(風間 恒一)
牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算15戦4勝
父:マインドユアビスケッツ
母:アムールポエジー
母の父:ネオユニヴァース
22年全日本2歳優駿、23年UAEダービーを制覇。BCクラシックでは日本調教馬として初めての2着。世界のトップレベルで戦い続け、素晴らしい実績を残してきた。ただ、日本テレビ盃5着、東京大賞典6着。昨年は国内で結果を出せなかっただけに、そろそろ巻き返したいところだ。アメリカでも見劣らないほどのスピードと粘り強さがある馬。とはいえポジションにはこだわらないタイプで、控える競馬でも脚は使える。その自在性は大きな強みだろう。それよりも気になるのが仕上がり具合。1月22日のCWでは自己ベストに迫る時計を出したものの、サンライズジパング、ノットゥルノを相手にあっさり遅れてしまった。近走でブリンカーを着けたり外したりと工夫も。レースに行って闘志に火がつけばいいが……。
(競馬ブック・広瀬健太)
牡6 佐賀 真島元徳厩舎 通算26戦12勝
父:ワールドエース
母:エアディケム
母の父:フレンチデピュティ
門別でデビュー戦を勝利し、5戦目に川崎で行われた鎌倉記念で見事重賞初制覇。次戦は同じく川崎の重賞・全日本2歳優駿JpnIに出走。5着入着と力を示しました。翌年3歳で迎えた、道営クラシックの北斗盃、北海優駿を制し、二冠を達成。残念ながら三冠目は2着に敗れたものの、世代トップクラスに成長。また、2023年にはJRAのGIII・エルムSに出走し5着。翌24年の同レースを4着と確実に力を付けてきている。そして、11月に佐賀で行われたJBCクラシックJpnIでは4着入着。それまで、道営では通算10勝、重賞6勝の実績。レース後はそのまま、佐賀へ移籍。「JBC競走の後は佐賀に移籍することも事前に馬主さんから聞いていました。その後は、中島記念を目標に調整。ただ、最終の追い切りが思ってた攻め馬と違っていたので、鞍上の石川倭騎手に聞いたところ、『この馬は賢くて自分で体を作れる馬だからこれで大丈夫です。門別でもそうでした』との返答。今回は自分のところで使うのは初めてだったから気にはなったけど、結果は出してくれたし、強かったですね」と管理する真島元徳調教師。年明けのレースでも圧勝し、移籍後2連勝。27日の追い切りもスムーズな動きを披露。不安なく順調な様子。佐賀所属の大将格として、強豪馬相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか地元の期待値も高い。
(通信社・今村雅和)
牡7 JRA 西園正都厩舎 通算34戦7勝
父:ホッコータルマエ
母:シニスタークイーン
母の父:シニスターミニスター
先行して勝負根性を発揮し、豊富なスタミナを武器に手応え以上に渋太く粘るというのがこの馬のパターン。重賞は勝利こそないものの、2000m以上のレースで何度も上位に入線して力を見せている。前走の師走Sは粘りを欠いたが、適距離とは言えない1800mでトップハンデを背負っていたうえ、ハナを叩かれて自分の競馬が出来ずに条件が厳しかった。その後は立て直されて、攻め駆けするタイプではないが、プールを併用して乗り込まれ仕上がりは順調だし、間隔が空いても苦にしない馬。距離延長はプラスで、力のいる地方のダートも好材料。昨年3着に好走したレースで、すんなりハナを切ってマイペースに持ち込めれば今年も好勝負が可能。
(競馬ブック・三浦幸太郎)
注記
当ページは、2月1日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。