レースの見どころ
昨年の覇者ノットゥルノが再び佐賀に参戦予定で、全日本2歳優駿を制し海外でも活躍したデルマソトガケや、クラウンプライドがエントリー。他にはメイショウフンジン、グロリアムンディも出走予定でJRA勢は実績馬が揃った。地元佐賀シルトプレはJBCクラシックで4着確保した実績だし、上位に食い込む可能性は十分にありそう。高知のシンメデージーも東京ダービー4着、直前の名古屋大賞典でも3着と好戦しており絶好調。JRA勢は地方馬に油断はできない印象だし、今年も豪華なメンバーが顔を揃え、11月に実施されたJBCクラシック(JpnI)に匹敵するくらいの番組構成となった。
中京のダ1800mでデビュー戦を勝ち、2戦目となる、もちの木賞を制して2連勝を決めた。年明けてUAEダービー(GⅡ)を勝ち、23、24年のコリアカップ(GⅢ)を連覇している。海外でも大活躍しており、国内では22年のJBCクラシック(JpnI)で2着、23年の帝王賞(JpnI)でも2着と実績的には上位の存在。地方のダートグレード競走でも好成績を残しており、小回りの佐賀コースにもうまく対応できそうなムード。この距離でも結果は出しており不安はないし、ここなら有力な首位候補。
昨年の佐賀記念(JpnⅢ)は59キロのハンデ背負って、後続に4馬身の差を付けて圧勝した。前々走のJBCクラシック(JpnI)は5着と勝負どころで思いのほか動けなかったが、直前の名古屋大賞典(JpnⅢ)では斤量60キロのトップハンデでも、積極策から逃げてゴール前ギリギリまで踏ん張って小差の2着と好戦した。チーク着用の効果もあってとても粘り強かったし、佐賀の舞台でも積極的に行ってリズム良く運べれば巻き返すチャンスはあるはず。昨年に続き連覇となるか。
デビューから4戦目となる中京のダート2歳未勝利で勝ち上がり、もちの木賞、次走の川崎の全日本2歳優駿も制して3連勝をマーク。翌年の3歳から4歳の3月までの1年以上は海外遠征を続け、その内の中ではUAEダービー(GⅡ)勝ちがある。同年11月のBCクラシック(GⅠ)でも僅差の2着となかなかの好成績。直近の国内では日本テレビ盃(JpnII)5着、東京大賞典(GI)6着だが、いずれもダート界のトップレベルの相手と戦っていた。それに比べると今回は力関係も楽になった印象は受けるし、この条件なら力は遜色なし。
佐賀所属となって2連勝を決めたシルトプレもここなら楽しみ。JBCクラシック4着の実績なら一発の可能性も秘めるし、地の利を生かして好戦狙う。高知のシンメデージーも恵まれた好素質。交流重賞も慣れたもので、使いながら一戦毎にパワーアップしている印象だし軽視不可。地元佐賀の山口勲騎手が騎乗するグロリアムンディは船橋のダイオライト記念(JpnⅡ)を勝っており実績的にも軽くは扱えないだろう。逃げに活路を開けるとメイショウフンジンも渋太さ発揮できるし前残りを一考。
提供 馬物語 永瀬 将尚
注記
当ページの情報は、2月5日(水)17時現在のものです。
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