注目馬情報 Attention

シャマル

牡7 JRA 松下武士厩舎 通算24戦10勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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かしわ記念(JpnI)など交流重賞を6勝しており、ここでは断然の実績の持ち主。昨秋は東京盃3着からJBCスプリントに参戦し、2番人気に支持されたが、結果は7着。先手を取れたものの、びっしり絡まれる展開になり、踏ん張り切れなかった。これまで水分を含んだ脚抜きのいいダートに良績が多いだけに力のいる乾いた馬場だったのも堪えたよう。昨年に続いての出走になるが、今回は3カ月半ぶりで年明け緒戦。どちらかというと使いつつ調子を上げるタイプであり、動きもいい時にやや物足りなさを感じる。直前のひと追いでどこまで良くなってくるかが鍵。加えて斤量も初めて背負う59キロ。実力が実力だけに軽視できないが、楽な状況ではないことも確か。

(競馬ブック・牟田雅直)

サンライズホーク

セン6 JRA 牧浦充徳厩舎 通算17戦7勝

父:リオンディーズ
母:ローマンブリッジ
母の父:ブライアンズタイム

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前走の兵庫ゴールドトロフィーはハナ差の2着。自身は59キロを背負っており、勝ち馬は54キロと斤量が5キロの差があってのもの。「勝ちパターンだと思ったんですけどね。直線で抜け出してソラを使ってしまいました。その分の差もあったでしょう」と牧浦師。一時は低迷した時期もあったが、かきつばた記念は昨年完勝している舞台。それ以来勝ち星から遠ざかっているが、近3走を見る限り、本来の調子を取り戻した印象。もともと気性的に難しいところがあり、凡走していた頃は嫌気を出したりと気持ちの面の影響が大きかったといえそう。昨年時はこのレースで重賞3連勝を決めたように、自身の能力さえ出し切れれば、連覇の可能性は十分にありそう。

(競馬ブック・三宅俊博)

ロードフォンス

牡5 JRA 安田翔伍厩舎 通算14戦5勝

父:ロードカナロア
母:オーシュペール
母の父:ダイワメジャー

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デビュー戦は芝だったが、2戦目からは一貫してダート1400mに使われてきた。2年5カ月前の初勝利からジワジワと、でも着実にステップアップし、昨年10月に休み明けでテレビ静岡賞を勝って条件クラスを卒業。続く霜月Sでいきなりオープン初勝利を挙げた。クラスを上げたうえで初めての連勝。更なる地力強化は確実で、前走の根岸Sでは直線入り口で空馬に横切られて引っ張る不利がありながら2着。馬場状態を問わないのも強み。初めての右回りがどうかだが、距離は1500mなら問題なし。自在性があるので小回りにも対応できるだろう。使った反動は見られず元気もいい。力は出せる状態にあり、今回も終いまでしっかりと脚を使ってくれるはず。

(競馬ブック・西村敬)

ペイシャエス

牡6 JRA 小西一男厩舎 通算20戦5勝

父:エスポワールシチー
母:リサプシュケ
母の父:ワイルドラッシュ

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前走のチャンピオンズC(GI)は8着に敗れたが、その前の武蔵野S(GIII)では先行して見せ場充分の競馬で僅か0秒4差の4着。更にその前のエルムS(GIII)では後にチャンピオンズCを2年連続3着に好走するドゥラエレーデをゆうゆうと差し切った。GIの前走後はさすがに疲れが出たようで、中間はブルーステーブルに放牧された。「牧場で良い感じに疲労を回復させてくれたので、帰厩後は良い状態になっています」と管理する小西調教師。実際、年が明けてすぐの頃から時計を出しており、仕上がりに関しては問題なさそうで、前出の指揮官は次のように言った。「除外にならなければフェブラリーSを使うつもりだったので、仕上がりに関しては万全と言って良いです」。

(平松 さとし)

エートラックス

牡4 JRA 宮本博厩舎 通算12戦4勝

父:ニューイヤーズデイ
母:スパイラルステップ
母の父:シンボリクリスエス

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ダート短距離に目先を替えてから、馬券圏外は前々走の1度だけ。その東京盃はスタートからダッシュがひと息でいつもより後ろの位置からだったし、外枠もあってずっと外を回らされていた。調整もいつものプール併用ではなかったあたり、本調子を欠いていたのかも。前走は積極的にハナを取りにいく競馬。流れは厳しかったし、久々で余裕残しの感もあったなか、よく踏ん張っていた。また、チカッパとの着差を物差しとするならば、ベストの距離は1400mだろう。今回はそれより100m長いが、小回りの舞台は向いている。今回の中間は1週前の16日に馬なりで51秒台を出すなど順調。大型馬だけに使った上積みもありそう。ハナを奪えそうなメンバー構成もいい。

(研究ニュース・小野颯真)

サントノーレ

牡4 大井 荒山勝徳厩舎 通算10戦5勝

父:エピカリス
母:リンガスウーノ
母の父:サウスヴィグラス

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本来の目標だったフェブラリーS・GIへの出走ができず、急きょの出走となったが、荒山調教師は「フェブラリーSは2月23日。その翌日の24日のレースにスライドしただけだからね」と日程面に関しては気にしていない。しかし、「JRA参戦を目指して馬体をシャープに作ってきた。その点がどうか」と懸念する。だが、昨年はダート三冠路線に参加し、雲取賞で3着、京浜盃を制覇とJRA馬を相手に互角以上の戦いを演じ、2024年NARグランプリ3歳最優秀牡馬に輝いた実力馬だ。帰厩後、しっかり乗り込まれているのも心強い。初の名古屋参戦で輸送がクリアできれば好勝負の可能性大だ。

(スポーツ報知・志賀浩子)

注記

当ページは、2月19日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。