予想情報 Prediction

レースの見どころ

創設は1999年で、第23回までは旧名古屋競馬場において1400mで施行されていた。24回から弥富市に新設された新名古屋競馬場の1500mが舞台となり、その際の優勝馬イグナイターはJBCスプリントを、翌年の優勝馬ウィルソンテソーロはJBCクラシックをのちに制するなど、活躍馬の登竜門のような一面もある。また、昨年から実施時期が変更され、2月下旬の開催になったことで、フェブラリーSを目標に定めていた馬の受け皿的なレースにもなった。今年もかしわ記念勝ちのあるシャマル、弥富と好相性を誇るペイシャエス、サンライズホークなど楽しみなメンバーが揃った。

本命

  • 77ペイシャエス

CHECK!

地方競馬場に初めて遠征したのは3歳時のジャパンダートダービーで、ノットゥルノの2着。以降は4歳春のダイオライト記念まで各地方競馬場への遠征を続けた。その中には当時12月に行われていた名古屋グランプリ勝ちがある。当コースの相性はよさそうで、1500mは生涯で最も短い距離となるが、先行力も備えた今なら苦にしないはず。2走前の武蔵野S・4着は見せ場十分で、総合的にみると最も勝利に近い存在と判断。

対抗

  • 11ロードフォンス

CHECK!

昨春まで3勝クラスを卒業できずにいたが、5カ月の休養明けだったテレビ静岡賞を完勝。次走の霜月Sで連勝を果たした。体質の弱さが出世を阻んでいた印象でも、重賞初挑戦となった前走・根岸Sでは不利を受けながらも2着と好走しており、ここにきて素質が開花したのは間違いない。父ロードカナロア譲りの成長力は侮りがたく、斤量を考慮すると他の実績馬を差し置いて狙ってみたくなる。

単穴

  • 78サンライズホーク

CHECK!

当レースの昨年の覇者で、ハイペースを粘り通しての逃げ切りだった。次走の黒船賞、そしてさきたま杯では考えられないような凡走を続けたが、もともと気性的に難しい面があったと聞くし、昨秋からは立ち直りの気配を見せている。前走では追い込むという新たな一面を発揮しており、モマれる不安が小さくなるこの枠なら差しに回ることになっても格好をつけそうだ。

連穴

  • 55シャマル
  • 22エートラックス
  • 44サントノーレ

CHECK!

シャマルは出走馬の中で唯一GⅠ/JpnⅠタイトルを獲得しており、実績からすれば59キロの斤量はむしろ恵まれているのかも。ただ、どちらかと言えばスプリンターの色が強くて1500mという距離は微妙に映る。4歳のエートラックス、サントノーレは世代的に注目しているが、規定とはいえ58キロは少し不利な印象。特に前者はこの枠なら逃げるにしかずの姿勢で臨みそうだが、今の名古屋の馬場は決して逃げが有利ではない。

提供 競馬東海 鬼頭 信正

注記

当ページの情報は、2月23日(日)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。