注目馬情報 Attention

メモリアカフェ

牝3 JRA 柄崎将寿厩舎 通算3戦2勝

父:ナダル
母:ルミエールカフェ
母の父:マンハッタンカフェ

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1400メートルのデビュー戦こそ2着に惜敗。しかし、1800メートルに距離を延ばした未勝利戦では2着馬に7馬身、3着馬には12馬身もの差をつけて楽勝すると、続く1600メートルの自己条件戦も単勝1.5倍の支持に応えて連勝してみせた。「未勝利の勝ちっぷりから前走も期待はしていたけど、思った通りの競馬で勝ってくれました」と、管理する柄崎将寿調教師は述懐する。その後は放牧には出さず在厩で調整。「道悪競馬(重馬場)の後だったのでさすがに少し疲れが出たけど、厩舎に置いた事で、回復する様子をしっかりチェック出来ました」と調教師。「今回は2100メートルもナイターも初めてだし、手前を変えるのも苦手なので、不安がないわけではないですが、能力は高いので期待しています」と続けた。

(平松 さとし)

クリノメイ

牝3 JRA 須貝尚介厩舎 通算5戦3勝

父:オルフェーヴル
母:クリノエリザベス
母の父:プリサイスエンド

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デビュー戦からセンスある立ち回りで素質の片鱗を見せていた。阪神JFはテンションが高くゲート内で立ち上がるなど、レース前からの消耗が敗因だった。立て直したチューリップ賞では落ち着いた雰囲気で挑めて好結果に。桜花賞は厳しいペースを追いかけての敗戦で、見直しは可能だ。今回は大幅な距離延長にダート替わり。距離に関しては気の勝った馬でプラスとは言えない。ただ、持ち前の先行力が生きる舞台。うまく折り合えば怖さはある。ダート替わりに関しては父オルフェーヴルに母の父プリサイスエンドという血統。活躍こそしていないが、きょうだいも勝ち上がりはダートだ。攻め駆けするタイプでパワーもある。人気がないようなら狙ってみたい。

(研究ニュース・小野颯真)

プラウドフレール

牝3 船橋 川島正一厩舎 通算8戦5勝

父:ニューイヤーズデイ
母:スリーメロディー
母の父:ネオユニヴァース

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東京2歳優駿牝馬からユングフラウ賞、浦和桜花賞と自在な立ち回りで重賞3連勝。女王としての地位を確立するなかで迎えた東京プリンセス賞は、緩みのない激流のなか、3角手前から早めに前を捕らえに動いたぶん伸び切れず5着。それでも張田昂騎手は「フワーッと行き過ぎてうまく乗れなかったけど、先行馬総崩れのなかで掲示板入りしたのだから、やっぱり力はある」とパートナーへの信頼は揺るぎない。今回はJRA勢を迎え、未知の2100mとなるが「ハイペースを経験できたのは今回に生きてくる。操縦性に関してはいうことないし、あとは自分がうまく乗ってあげられれば」と巻き返しへ静かな闘志を燃やす。

(スポーツ報知・松井中央)

コパノエミリア

牝3 愛知 宇都英樹厩舎 通算14戦3勝

父:コパノリッキー
母:アンジェラスベル
母の父:Oratorio

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メキメキと力を蓄えている。2歳時もライデンリーダー記念(24年12月・笠松)で3着に食い込むなど重賞路線で好勝負した好素材。中央武者修行や名古屋・宇都英樹厩舎移籍後、中距離路線に矛先を向けて素質が一気に開花した。4月・東海クイーンCでタイトルウイナーの仲間入りを果たし、園田・のじぎく賞を直線豪快に抜け出して8馬身ぶっちぎりV。現在、グランダム・ジャパン3歳シーズンのポイントトップに立つ。「園田はびっくりするぐらい強かった。初の左回り、きついコーナーなど克服条件はありますが、直線どこまで詰められるか楽しみです」と宇都師は期待を寄せる。JRA勢らが相手の初のダートグレード戦。将来へ、試金石の一戦になりそうだ。

(西尾 敦)

ツキノアカリ

牝3 JRA 牧田和弥厩舎 通算7戦2勝

父:エピファネイア
母:マルルー
母の父:キングカメハメハ

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ダート4戦目に減量の田山旺佑騎手を起用し人馬ともの初勝利を飾った。好位で脚をため、後続がマクッてくる展開でもじっと我慢。慌てず直線で外に持ち出すとこれまでにない切れ味を見せて一気に抜けてきた。ガサのない450キロ前後の馬体なので減量効果が大きかったよう。昇級後、芝を挟み、ダートに戻した前走は出遅れながらも追い出しを待つくらいで余裕の勝利だった。心肺機能の高さを感じさせ、鞍上は「上に行ける馬と感じた」と期待をにじませている。前走後も馬体維持に主眼を置いた調整でも軽快な動きで依然好気配。馬力型でなく、地方のダートは鍵になるが、祖母が秋の天皇賞で4着したスティンガー。距離延長、左回りでも警戒は解けない。

(競馬ブック・信根隆二)

クリノスワロー

牝3 JRA 高橋義忠厩舎 通算3戦2勝

父:シュヴァルグラン
母:チアズスワロー
母の父:フレンチデピュティ

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暮れの京都、ダート1400mでデビュー。中位で促しながら追走し、早め早めに動いて直線で一旦は2番手。ラストで甘くなったが、より後ろに構えていた馬たちに展開が向いたこと、距離が忙しかったことを思えば4着でも内容はあった。2戦目は1800mに距離を延長。前半から好位で流れに乗れた。3角過ぎからは追いっぱなしだったが、手応え以上に伸びて4馬身差の圧勝。続く1勝クラスでも同様に3番手から運び、実に渋太く脚を使って逃げ馬を僅かに捉えた。勝ち時計、上がりは強調できないが、スタミナに裏打ちされた渋太さと根性が身上。更なる距離延長、時計のかかるダートはプラスに出そう。中間の動きは強調できないが、しっかりやって態勢はほぼ整ったと見たい。

(競馬ブック・西村敬)

ベルグラシアス

牝3 大井 市村誠厩舎 通算8戦3勝

父:サンダースノー
母:リバティーベル
母の父:アサティス

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3走前のスターバーストCで後の羽田盃2着馬ナイトオブファイアの2着に好戦。「牡馬相手の2000mで厳しい条件だったが、この経験がその後に大きく生きた」と市村誠調教師が振り返ったように、次走の不死鳥賞を5馬身差の完勝。そして初の重賞挑戦となった東京プリンセス賞では直線、外から豪快に抜け出し完勝。新女王誕生をアピールした。充実期を迎え、初のJRA勢相手にも指揮官は「前回同様に順調な調整過程を踏めているし、能力的にヒケを取ることはない。前走で速い流れを経験したことは今回につながる」と自信を深める。サンダースノー産駒の牝馬はテンカジョウがエンプレス杯を勝利。同じ舞台で真の女王戴冠を狙う。

(スポーツ報知・松井中央)

グレアネオンライト

牝3 船橋 張田京厩舎 通算8戦2勝

父:マジェスティックウォリアー
母:オメガインベガス
母の父:スペシャルウィーク

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デビュー2連勝後は惜敗続き。それでも前走の東京プリンセス賞では出遅れて後方2番手からになったが、直線で外に持ち出されると息の長い末脚で追い上げ2着。本橋孝太騎手も「展開が向いたとはいえ、あれだけの脚を使えることが分かったのは大きな収穫」と手応えを口にする。初の川崎2100mにも「砂を嫌がるぶん折り合いがつくので距離はこなせる。コースも問題ないので、あとは仕掛けのタイミング」とトーンは上々。マジェスティックウォリアー産駒は、ライトウォーリアが今回と同舞台の川崎記念を制し、母オメガインベガスも13年の関東オークスで2着。舞台替わりがプラスとなる可能性は高い。

(スポーツ報知・松井中央)

注記

当ページは、6月13日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。