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レースの見どころ

今年で29回目を迎えるスパーキングレディーカップ。ここまでの歴史を紐解くと、名馬ファストフレンドに始まり、3連覇の偉業を成し遂げたラヴェリータ。トータル的にはJRAが圧倒的に優勢ですが、近年は地方勢もレベルアップが顕著。21年には大井サルサディオーネが1着。23年には浦和スピーディキックが2着。24年には大井キャリックアリードが2着など上位に絡んでいます。今年はJRA4頭、地方は笠松のカンナリリーを含め6頭の計10頭。注目はエンプレス杯を勝利したテンカジョウで、息の長い末脚を武器に無類の堅実駆け。対してエンプレス杯は3着に敗れたアンモシエラですが、1600メートルならスピードで押し切るシーンも。

本命

  • 33アンモシエラ

CHECK!

昨年、新体系元年のトップバッターとしてブルーバードカップ1着。以降は牝馬路線に見向きもせず京浜盃2着、羽田盃2着、東京ダービー3着と堂々たる戦績。そして秋にはJBCレディスクラシック1着と箔付け。前走のエンプレス杯は距離を意識して大事に乗って3着。大逃げを放って大差の殿りに敗れたアンデスビエントに若干ペースを乱された感じもあり差し馬2頭に屈する形。ここまでの戦績からは1800メートルベストのイメージですが、スピードの勝ったレースぶりからは短い方が合いそう。牝馬同士の1600メートルなら、出して行く競馬で弾ける可能性が大。チェックしたいのは当日落ち着きを伴っているかで、馬体は増えて理想。

対抗

  • 77フェブランシェ

CHECK!

3歳時に関東オークスで一度川崎コースは経験。その際は逃げ一杯の7着。以降は再三の休養を挟み余力を十分に残しての大井移籍。注目の緒戦は昨年暮れの東京シンデレラマイル。2番手から抜け出し5馬身差の圧勝。続くクイーン賞は距離とメンバーを意識して抑え込む競馬。5着とはいえこの形で0秒5差に踏ん張れたのは収穫。そして前走のしらさぎ賞は先手を主張して好タイムV。これが本来の姿。今回はアンモシエラとの兼ね合いですが、斤量差もあり吉原騎手が何が何でハナを取りに行きそう。前走後は放牧に出してリフレッシュ。2週連続併せ馬で意欲的に追われ万全の態勢。馬体もボリュームアップして益々快調なら人気2頭を抑えての逃げ切りも。

単穴

  • 89テンカジョウ

CHECK!

出遅れて大味な競馬になりながらもデビューから4戦3勝。このキャリアでマリーンカップに挑戦して1秒1差の圧勝。少頭数に展開も味方したとはいえ只者ではありません。JBCレディスクラシック、クイーン賞とアンモシエラの後塵を拝したものの、兵庫女王盃1着で弾みを付け、前走のエンプレス杯では見事に雪辱。何より8戦無敗のオーサムリザルトに土を付けたのは特筆モノ。問題は初めて経験する1600メートルですが、最近は大分レースが上手くなってきたし、サンダースノー産駒は短目の距離での好走例が多く対応に問題なしと判断。中間はハード調教を敢行して筋肉の張りも良く連勝中の勢いを感じさせる動き。早目の立ち回りで勝ち負けは確実です。

連穴

  • 78ネバーモア
  • 11ライオットガール
  • 810マーブルマカロン

CHECK!

ネバーモアはエンプレス杯4着。向流しで一気に動いて先行集団に取り付いたものの、最後は脚が上がり離された4着。完全に力負けですが、今回は上位2頭が3キロ増の58キロに対し、こちらは据え置きの55キロ。これは明らかに有利で、少々忙しいマイル戦でも食い込むチャンスがありそう。
ライオットガールは牝馬交流重賞の常連でクイーン賞1着、兵庫女王盃1着の実績。しばらく勝利から遠ざかっており勢いの差は否めませんが、笹川騎手で強気の競馬を展開すれば可能性アリ。
マーブルマカロンはここに入ると格下ですが、ジックリ差しに構えていい脚を使うので3連穴目に。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、7月8日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。