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水沢

金杯

2024年12月30日(月) 17:00発走
水沢競馬場 ダ1600m
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    昨年度から2歳暮れの重賞に

    正月に明け3歳馬の重賞として行われていたが、2023年度からは12月30日に2歳重賞として実施。わずか3~4日の前倒しではあるが、年をまたがないため馬齢表記は変わる。のちの東北優駿勝ち馬リュウノシンゲンやミニアチュールなどここをステップに飛躍を遂げる馬も多い。ここでは15年~23年(1月と12月の2回実施)のうち、中止だった19年、22年を除く過去8回から傾向を見ていく。

    3連単万馬券は1回のみ

    単勝1・2番人気が7勝を挙げ、最も人気薄での勝利は2023年(12月実施)リトルカリッジの6番人気。しかしながら、その年は出走8頭中6頭が単勝7.6倍以下の大混戦。3連単が万馬券となったのはこの1回のみで、基本的に上位人気で決まりやすいレースと言えるだろう。1番人気の3着内率が100%というのもそれを表している。[表1]

    [表1]単勝人気別成績(実施されなかった19、22年を除く過去8回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1番人気 6 0 2 0 75.0% 75.0% 100.0%
    2番人気 1 4 1 2 12.5% 62.5% 75.0%
    3番人気 0 4 1 3 0.0% 50.0% 62.5%
    4番人気 0 0 1 7 0.0% 0.0% 12.5%
    5番人気 0 0 1 7 0.0% 0.0% 12.5%
    6番人気以下 1 0 2 26 3.4% 3.4% 10.3%
    上がり3ハロン41秒未満の先行馬

    脚質別では先行が5勝を挙げ、3着内率も55.6%と好成績を残す。先行の成績をさらに細かく見ていくと、上がり3ハロンが41秒未満だった馬は【4-2-1-1】で3着内率87.5%。前目につけられて、勝負どころの3コーナー手前あたりから速い上がりを使えそうな馬が第一選択となる。[表2]

    [表2]脚質別成績(実施されなかった19、22年を除く過去8回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    逃げ 1 1 1 5 12.5% 25.0% 37.5%
    先行 5 3 2 8 27.8% 44.4% 55.6%
    差し 2 3 4 17 7.7% 19.2% 34.6%
    追込 0 1 1 14 0.0% 6.3% 12.5%
    3月生まれは2頭に1頭が馬券圏内

    若駒のレースということで、誕生月を見てみると3月生まれが5勝と最多。3着内率は50.0%で、2頭に1頭が馬券に絡んでいる。多くの地方馬の産地である日高地方では3月以降に生まれる馬がほとんどで、3月は同世代では早い時期の生まれと言える。人間でも幼少期は同い年でも誕生月によって成長に大きな差が出るように、若駒同士のレースでは誕生月が馬体の成長度合いを左右しているのでは、と考えられる。[表3]

    [表3]誕生月別成績(実施されなかった19、22年を除く過去8回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1月 0 0 0 1 0.0% 0.0% 0.0%
    2月 0 2 0 5 0.0% 28.6% 28.6%
    3月 5 2 4 11 22.7% 31.8% 50.0%
    4月 1 4 1 16 4.5% 22.7% 27.3%
    5月 2 0 3 12 11.8% 11.8% 29.4%
    寒菊賞3着以内から

    当レースと同舞台で行われるトライアルの寒菊賞組が好成績。寒菊賞で3着以内に入った馬は過去8回で17頭が当レースに出走し、【6-5-1-5】で勝率35.3%、連対率64.7%、3着内率70.6%と、成績が直結しやすい。

    勝つのはこういう馬

    上位人気で決まりやすく、単勝1番人気から狙う一戦。加えて、逃げ・先行馬で堅実な上がりを使える馬や、寒菊賞3着以内ならさらに心強い。水沢1600メートルはスタート直後に緩やかにカーブを迎えるコースで、内目の4番が3勝を挙げている。

    (文・大恵 陽子)