ファン投票第６位。前記した通り、ファン投票１位のフジユージーンはすでに休養に入っているため、３歳世代の代表は不来方賞(Jpn2)６着のこの馬になる。前走の北上川大賞典（水沢2500ｍ）ではロングスパートを決めて古馬相手に重賞勝ち。今年の３歳世代は全国的に強く、ここはヒロシクンとグランコージーの先行争いによる展開の利も見込める。一気に世代交代なるか？

ファン投票第２位。この春に岩手に転じて９戦７勝。負けた２戦はダートグレードのマーキュリーカップ(Jpn3)と南部杯(Jpn1)で、地元馬同士の競馬では１度も負けていない。前走のトウケイニセイ記念（水沢1600ｍ）はグランコージーと激しい先行争いになり、かなり速い流れになったが、それも押し切った着差以上に強い競馬。今回も主力級。

競馬専門紙記者推薦。岩手に来て２年が経ったが、いまだ勝利なし。歯がゆい競馬が続いているが、中～長距離を得意とするタイプで、なかなか適鞍がないとの印象。昨年のこのレースでは２着に食い込んでいる。人気になりにくいタイプでもあり、馬券的な妙味も大きい。

ミニアチュールはファン投票第３位。今年は何といっても、グランダムシリーズのビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダ2000ｍ）を勝ち、地元・岩手に14年ぶりに勝利をもたらした。10月には牡馬相手にすずらん賞（盛岡ダ1800ｍ）を快勝。８戦全勝の盛岡と比較して、水沢では凡退も多いが、勝ち切るだけの決め脚を持っている。ノーブルサターンはファン投票第５位。今年で10歳となり、今シーズンはここまで未勝利だが、何といってもこの桐花賞を２連覇中。寒い時期、そして長い距離を得意としており、ここで巻き返しても何ら不思議はない。ライアンはファン投票第13位。言わずと知れた2022年の羽田盃（大井1800ｍ）２着馬。岩手に来てからは７月のせきれい賞（盛岡ダ2000ｍ）で南関東からの遠征馬相手に勝利。ここ２走がピリッとしないが、本来の実力を発揮できるようなら怖い存在に。