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笠松

東海ゴールドカップ

2024年12月31日(火) 15:20発走
笠松競馬場 ダ2500m
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    大晦日の決戦は2500m戦へ

    東海ゴールドカップは、笠松競馬場で毎年大晦日に行われる古馬重賞。例年、笠松・名古屋所属馬入り乱れての激戦が展開されている。過去10年のデータを振り返るが、これまで1900mで行われてきた距離が、今年は2500mへ距離延長となった。

    伏兵の台頭で波乱の余地あり

    過去10年で1番人気は4勝。3着以下に敗れたのは2022年のタニノタビト(4着)だけだが、勝率4割は微妙な成績だ。一方、5番人気以下が3勝、2着3回と大暴れ。18年には3連単44万円を超える高配当が出るなど、過去10年で3連単は万馬券が7回出現。ずばり“荒れる”レースと言って過言ではない。[表1]

    [表1]人気別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1番人気 4 3 2 1 40.0% 70.0% 90.0%
    2番人気 2 3 0 5 20.0% 50.0% 50.0%
    3番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
    4番人気 0 0 2 8 0.0% 0.0% 20.0%
    5番人気以下 3 3 5 55 4.5% 9.1% 16.7%
    高齢馬の活躍目立つ

    過去10年で6歳以上馬が8勝。とりわけ目を引くのが8歳以上馬の4勝で、一方“働き盛り”と思える4・5歳馬の勝利はゼロ。高齢馬の活躍が顕著なレースと言える。ただ、サンプルの少ない3歳馬も2勝しており、3歳馬は健闘していると言っていいだろう。[表2]

    [表2]年齢別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    3歳 2 2 0 7 18.2% 36.4% 36.4%
    4歳 0 3 5 15 0.0% 13.0% 34.8%
    5歳 0 1 1 12 0.0% 7.1% 14.3%
    6歳 3 2 2 10 17.6% 29.4% 41.2%
    7歳 1 1 1 19 4.5% 9.1% 13.6%
    8歳以上 4 1 1 13 21.1% 26.3% 31.6%
    当年の重賞勝利馬に注目

    各馬の重賞経験について調べてみると、やはり実績があるに越したことはない。とりわけ、その年に重賞を勝っている馬が活躍しているのは、“1年の総決算”となるレースらしい特徴だ。一方、重賞出走経験がない馬で当レース3着内に入った5頭全てがJRAからの転入馬で、転入後負けなし。16年のナムラカグヤヒメ以外の4頭は全て1番人気に推されていた。これは、重賞実績のない馬を取り上げる手がかりになるだろう。[表3]

    [表3]重賞経験別の成績(過去10年)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    当年に重賞勝利 4 6 1 13 16.7% 41.7% 45.8%
    前年以前に重賞勝利 2 1 1 11 13.3% 20.0% 26.7%
    重賞出走経験も勝利なし 3 1 6 36 6.5% 8.7% 21.7%
    重賞出走経験なし 1 2 2 16 4.8% 14.3% 23.8%
    笠松・名古屋がっぷり四つ

    所属別で見ると、出走頭数に違いはあるが、勝利数では名古屋6勝に対し笠松4勝。3着内数の合計は各々15で全くの互角だ。3着内に入った各15頭の人気順の平均値を計算すると、名古屋が3.0に対して笠松が4.2。笠松の方が人気薄の活躍がやや多いことがわかる。18年の3連単44万馬券は、上位3頭全て笠松所属馬で6→1→10番人気での決着。人気薄の馬を狙うなら笠松所属馬が面白いかもしれない。[表4]

    [表4]重賞経験別の成績(過去10年)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    名古屋 6 4 5 21 16.7% 27.8% 41.7%
    笠松 4 6 5 55 5.7% 14.3% 21.4%
    勝つのはこういう馬

    3歳または6歳以上の高齢馬で、重賞勝利経験のある馬が有望。とりわけ、当該年の重賞勝利があることが望ましい。

    (文・坂田 博昭)