レース情報
RACE GUIDE

レース紹介
アラブ系の2歳チャンピオン決定戦として創設。兵庫にサラブレッドが導入された1999年からサラ系のレースとなり、2000年の勝ち馬ロードバクシンは、翌年兵庫3歳三冠(当時は、園田ダービー、兵庫チャンピオンシップGIII、菊水賞)を達成した。その後、三冠馬は誕生していないが、当レースの勝ち馬からは、14年インディウム(菊水賞、兵庫ダービーの二冠)、23年マルカイグアス(兵庫優駿、園田オータムトロフィーの二冠)、10年オオエライジン(兵庫ダービー)など兵庫のクラシックホースが数多く出ている。22年のスマイルミーシャは牝馬として10年ぶりの兵庫ダービー馬となった。兵庫デビュー馬限定戦だった時期もあるが、転入馬は19年コスモピオニールの3着が最高となっている。 (文・栗田 勇人)
コース紹介

園田競馬場(右回り)は20年の馬場改修で白い砂に入れ替えられた。1周1051mは現存する地方競馬場ではもっとも小さく、ゴールまでの直線も213mと比較的短い。1700mは向正面中ほどが発走地点で、3コーナーまでの距離が短い。3〜4コーナーは緩やかなスパイラルカーブが採用されており、スピードを落とさず直線に入ることができる。その3コーナー手前あたりが勝負どころで、一気にレースが動くことが多い。 (文・栗田 勇人)