予想情報 Predict Information

レースの見どころ

8月のTCK大井競馬のメインプログラムを飾るのは、秋そして来年への飛躍を誓う3歳馬の戦い「黒潮盃」。2歳時からの既成勢力と上がり馬の激突、将来有望な馬が毎年集う一戦だが、今年の特徴はクラシックの王道を進んだ馬に加えて短距離路線を戦ってきた馬も参戦してきたこと。例年にはないバラエティー豊かなメンバー構成となった。地方交流となった過去19回で3頭の優勝馬を出している他地区からは園田から1頭。10月2日(日)に盛岡競馬場で行われる3歳秋のチャンピオンシップのファイナル、「ダービーグランプリ」に向けて見逃せないレースとなる。

本命

  • 22ライアン

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浦和・小久保厩舎生え抜き。父はディープインパクト、母のライアンズチャームはペルーのGI勝ちと超がつく良血でデビュー前から注目された逸材。新馬から1・3・1・1着で平和賞が初タイトル。その後は精彩を欠いていたが、2走前の羽田盃を、勝ち馬ミヤギザオウにクビ差まで迫る大外一気の2着と豹変。前走の東京ダービーは手綱が切れるアクシデントがあって基準外と言える15着。おっとりとしたタイプで、レースに行ってスイッチが入るかどうかに懸かっているが、大一番で躍進できるのは血のなせる業。羽田盃と同じ大井の1800メートルで重賞2勝目へ。

対抗

  • 68クライオジェニック

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大井・藤田厩舎の生え抜きで新馬→特別を連勝してエリート路線。当初はスピードを前面に出す戦法だったが、羽田盃15着から東京ダービーは一転して後方待機策を選択。直線だけの競馬で上がり最速の38秒5を使っての2着。当時が12番人気での大駆けだった。前走のジャパンダートダービーでは地方馬最先着の5着に健闘。もともと秘める資質の高さは間違いなく世代上位だっただけに驚けない結果。重賞タイトルを手にするまで、あと一歩のところまできている。地元大井の一番手として悲願のタイトル奪取へ全力。

単穴

  • 33ローグネイション

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門別デビューで新馬V。園田への移籍緒戦が昨年の11月で特別を2勝。重賞タイトルこそないが、2走前の交流重賞、兵庫チャンピオンシップでは地方馬最先着の5着、のちの兵庫ダービー馬バウチェイサーに先着しており、ポテンシャルの高さは相当なもの。その前走は上位2頭がスムーズな立ち回りでワンツーを決めたのに対して、こちらは前半折り合いを欠き、4角でも大外を回らされるロスが甚大。2着にクビまで迫ったところがゴールで悔やまれる3着。直線の長い大井1800メートルは条件ドンピシャ。大仕事の可能性も。

連穴

  • 56スティールルージュ
  • 710エスポワールガイ
  • 11ナッジ
  • 67ラブリーホライズン

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スティールルージュはメンバー中、唯一参戦の牝馬。短距離路線から意欲の挑戦だが、昨年の川崎重賞・ローレル賞で1600メートルを克服。牡馬との同斤量は酷だが、格上の強みを発揮して不思議なし。エスポワールガイも優駿スプリント2着からの参戦で短距離路線から。中間2週続けて破格の追い切り時計をマークして体調面の不安なし。スタートも改善されており鞍上には森騎手。立ち回りひとつ。ナッジは門別・JBC2歳優駿の2着馬。大井に移籍後は未勝利だが、クラシックで人気を集めた実力派。耐久力の高さは上位にランクイン。ラブリーホライズンは昨年11月以来の出走。常識的には厳しいが、デビュー2連勝が圧倒的。一躍スターダムにのし上がる可能性も。

提供 競馬ブック 八重樫 英貴

注記

当ページの情報は、8月16日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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