2023年8月27日(日) 高知競馬場
黒潮菊花賞
右1900m 18:15発走
黒潮菊花賞 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

 3歳三冠の最終戦。盛岡ダービーグランプリとの関連性も高く、この両レースを優勝したオーナーにはボーナス賞金も加算される。よって2021年からはローテーションの関係もあり、黒潮菊花賞施行時期を8月に変更している。今年は歴史的名馬の地位も築きかけているユメノホノオが三冠達成を賭けてエントリー。初代三冠馬カイヨウジパングから、オオギリセイコー、そして2009年グランシングとこれまで3頭が偉業を達成しており、同馬は史上4頭目の栄冠を飾ることが出来るか期待がかかる。

本命

  • 56ユメノホノオ

CHECK!

 遠征馬もひしめく中、単勝1、3倍の圧倒的な支持を集めた高知優駿。スタートは例のように出遅れて最後方から。ただ2週目の2コーナーからグングン加速。3コーナーを過ぎたあたりで一気に先頭を奪い、後続に大差をつけてフィニッシュ。高知優駿史上、最もインパクトのある勝ち方で二冠目を手にした。その後はステップレースを挟まず、ここ1本に定めたローテを選択。陣営の誰もが能力を絶賛、このレースに至っても視線をひとり占めする存在には違いないだろうし、この快進撃を加味すれば三冠制覇は単なる通過点に過ぎない見方で良いのかもしれない。

対抗

  • 68デステージョ

CHECK!

 ユメノホノオとの直接対決は3戦全てで後塵を拝するも、三冠初戦にあたる黒潮皐月賞ではアタマ差の接戦。同馬も元々は兵庫ジュニアグランプリ3着等の実績があり、当地転入後も常に上位を沸かす活躍を見せている。高知優駿以降は短距離の準重賞を2戦消化し、いずれも断然人気に応える順当勝ち。道中では若干ズブさを見せる仕草が目立ち始めているものの、距離が再び延びる今回は更にギアも上げられそうだ。標的は無論、ユメノホノオ。壁はなかなか厚いだろうが、望みは捨てずに。

単穴

  • 55サンマルーン

CHECK!

 明け3戦でデビュー。そこから再び休養を挟み、初勝利は2戦目の5月マイル戦。まだ全体キャリアも5戦と浅いが、目下4連勝中で夏の上り馬的な立ち位置に入る。4戦でコンビを組んだ井上騎手からはスタミナが豊富という話も聞いており、この舞台に至っては長所も活かしやすいだろう。連勝を4に伸ばして今回が重賞初挑戦となり、一線級とは初顔合わせ。ハードルそのものは高いかもしれないが、勝負付けが済んでいない観点で見れば、未対戦組の同馬には相応の魅力がある。

連穴

  • 811カリスマタイクーン
  • 710ストロベリーツー
  • 44マリンジェミナイ
  • 22ノイジーアプローチ

CHECK!

 カリスマタイクーンは当地2戦目から4連勝を飾り、前走の栴檀特別でも2番人気の支持。出負けする格好で走りは精彩を欠いたが、1戦のみで見限りは厳禁。ストロベリーツーは逆に前走準重賞が人気薄での激走。ラニ産駒で意外性も兼ね備え、前走より注目度が増すのは間違いない。マリンジェミナイの武器は先行力。今回は同型ヘニーレットの登録がなく、有力処と脚質が重ならない分、単騎逃げのシチュエーションも考えられるか。複穴候補として注意が必要。ノイジーアプローチは5月の山桃特別5着時が中5日の強行軍。当時より調整過程は順調だろうし、本来距離もあった方が良いタイプと言える。

提供 福ちゃん 山﨑 伸浩

注記

当ページの情報は、8月26日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。