2023年10月1日(日) 盛岡競馬場
ダービー
グランプリ
ファイナル
左2000m 18:15発走
ダービーグランプリ ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

全日本的なダート競走の体系整備が行われる事に関連して、今年で最後となるダービーグランプリ。数々の名勝負を演じた3歳チャンピオン決定戦がこれで幕を閉じる。惜しくも西日本ダービー組はローテーション、長距離輸送など条件が厳しく、東日本勢による王者決定戦と化してるのは非常に残念だが来年リニューアルする「不来方賞」の課題としてクリアできる下地を作って欲しいと切に願う。今年は道営3冠ベルピット、南関東3冠ミックファイア、サンタアニタダービー2着マンダリンヒーローなどラストレースを飾るにふさわしい精鋭が集結してくれた事、まずは敬意を表したい。地元勢は2冠馬ミニアチュールが路線変更で不来方賞馬ルーンファクターのみと寂しいが7頭立てでも全国の競馬ファン屈指の好カード。

本命

  • 77ミックファイア

CHECK!

今さらこの馬の強さについては言わずもがなだが…。JDDまで6戦無敗、3歳の頂点に立った怪物が初の左回りとなる盛岡で4冠を目指す。ここまで一貫して大井の右回りだったが、左回りを経験させるという意味合いから船橋・日本テレビ盃ではなくダービーGPを秋初戦に選択してきたのはこれからの中央、海外遠征まで見据えたプランがあるからこそで、同世代には負けられないという思いがあっての参戦なのだろう。近年にない猛暑の夏を無事に乗り切り、さらにパワーアップしたならば無敗神話続行は容易に可能、それほどの大器なのは誰の目から見ても明らか。

対抗

  • 11ベルピット

CHECK!

2021年ラッキードリーム以来7頭目となるホッカイドウ競馬の3歳3冠馬。とにかく好位ポジションが取れる器用さ、抜け出してから突き放す渋太さ両方兼ね備えた走りには非の打ちどころがない。さらに少頭数ゆえ自分のスタイルで競馬ができるここ、最後の直線付近で後続を待ち構える形に持ち込めるなら他馬を一蹴しても不思議はないような気がする。前走後はここ一本に調整、大一番に抜群の強さを発揮させる角川師の手腕ほど怖いものはない。

単穴

  • 66マンダリンヒーロー

CHECK!

大井デビューからタイトルはハイセイコー記念のみ。とはいえ今春のアメリカ遠征サンタアニタダービー2着、ケンタッキーダービー出走は地方競馬の所属馬として堂々たる走り。帰国後は黒潮盃、戸塚記念とも2着だが勝ち馬がヒーローコールでは仕方ない面も…。今回は遠征競馬、左回りを経験したアドバンテージがあるとしてもヒーローコール以上の難敵揃い。戸塚記念組の好走が目立つ近年、新たに吉原騎手を迎えた事で変わり身次第では一角崩しの期待も。

連穴

  • 22ルーンファクター
  • 44ニシケンボブ
  • 55サベージ
  • 33タイガーチャージ

CHECK!

3冠狙ったミニアチュールを楽々かわした不来方賞が圧巻だったルーンファクター、多少気難しい面あれどハマった時の爆発力は相当で昨年大井・ひばり特別では勝ち馬ミックファイアに5馬身、2着サベージと2馬身差の3着なら実力十分。ダービーGP4勝の名トレーナーが送り出す地元の期待に背負う好素材、決め手勝負の展開なら。ニシケンボブはホッカイドウ競馬3歳3冠はすべて2着、絶対王者ベルピットを破れなかっただけに力の差あるが先行力は不気味、門別との砂質の違いに対応できれば前残り?サベージは休み明け、京浜盃馬としてはハンデ大きく今回ばかりは伏兵の域。タイガーチャージも相手なりに駆けるが一線級相手では脇役級、もつれた展開となって浮上あるかどうか。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、9月30日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。