2023年6月27日(火) 金沢競馬場
石川ダービー
右 2000m 金沢12R 18:00発走
石川ダービー ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

過去6回は牝馬が4勝、3連単万馬券3回。復刻・新設された当初は1番人気や北日本新聞杯馬が勝てなかったが、ここ3年は1番人気が勝利、ここ2年は「二冠」達成。荒れ模様は落ち着いてきている。とはいえ、北日本2~5着馬や不出走馬の馬券圏内が多い傾向には変わりなく、不思議と真ん中より外の枠からの連対も多い。さて今年。一冠目・北日本新聞杯をハイペースで逃げた馬が不在となり、今度は真の主役も登場。ガラッと変わりそうな展開を読むのは難しい顔ぶれと枠順になったものの、現状を思うと4頭の争いになりそうだ。

本命

  • 79ショウガタップリ

CHECK!

金沢デビューで9戦9勝、今季も2戦2勝。金沢に敵なしの逸材。昨年は56キロで外ぶん回しのプリンセスC→先行馬の後ろから外を回らず道営認定馬撃破のシンデレラC→初距離をねじ伏せたヤングチャンピオンと重賞3連勝。3月の今季始動戦も直線追わず圧倒。前走の牝馬重賞・ノトキリシマ賞も道中は包まれるような展開を内から抜けて勝ち切った。あえて北日本新聞杯はパスして、ここ一本に絞ったローテを選択も、その甲斐あって全般的な気配上向き、中間も元気一杯に乗り込んで再三の追い切りを順調に消化。展開に注文が付かず、距離延長を苦にするような走りでもない。崩れる要素は見当たらない。

対抗

  • 812ノブノビスケッツ

CHECK!

二冠を目指す本馬の逆転も十分。冬季休養中に馬体が減る誤算もあって今春の始動は遅れたが、一戦毎に上向き気配を強調。ひと叩きして迎えた北日本新聞杯が高速馬場ではなかったのに歴代最速タイの時計で6馬身差圧勝。想像を超える能力の高さ、末脚の威力を思い知らされたが、今回は馬体が更に良くなり、それ以上に動けていい態勢になっている。この顔ぶれと大外枠でどう運ぶかは不透明ながらも、昨年ヤングチャンピオンで8着に崩れた要因「イレ込み」の対策も今季はうまくいっており、能力をフルに発揮すれば打倒ショウガタップリも夢ではない。

単穴

  • 67スカイピース

CHECK!

ショウガタップリを苦しめた前々走・ノトキリシマ賞、ハイペースで逃げた馬を先に動いて追いかけた北日本新聞杯3着は中身が濃い。加えて、馬体減・攻めセーブの転入時とは見違える体つきにこの中間はなっており、追い切りを大幅に強化してきた。おそらく体重増での出走だが、純粋に上積みと見ていいし、どんな競馬でもできる立ち回りの上手さも今週の先行有利馬場では強調点。ショウガタップリ、ノブノビスケッツに完敗した、ここ3走を覆す可能性すらある。吉原騎手に替わる鞍上は兵庫No.1吉村騎手。テン乗りも不安ないだろう。

連穴

  • 22ボストンコモン
  • 44ダイヤモンドライン
  • 66エムオージェネラル

CHECK!

後方から強烈伸び2着→ひとマクリ3連勝→北日本新聞杯2着の追込馬ボストンコモンは最も距離延長歓迎のはず。出遅れ覚悟の現状、前走と一転して流れが落ち着いた時にどうなるかだが、伸びしろ残す気性の牡馬が中間は更に上昇気配。肉迫するシーンも十分。以下は上記4頭の崩れ待ちになりそうだが、3着候補として2頭を挙げておく。2歳時からトップ戦線で頑張ってきたダイヤモンドラインは大敗した北日本新聞杯時より中間の調整ぶりもいいし、無理なく好位より前で戦えると大差はないはず。エムオージェネラルも道営時の戦績はノブノビスケッツに負けていない長距離向き、課題を修正して臨んでくる点で怖さあり。

提供 競馬カナザワ 大井 明洋

注記

当ページの情報は、6月26日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。