デビュー戦は２着馬に２秒３差、２戦目のＪＲＡ認定戦では１秒８差と、力の違いを見せつける圧勝劇。前走は３コーナー手前から持ったままで先頭に立つとそこから一気に後続を離した。直線半ばで田中学騎手が軽く気合いを付けたが最後まで気を抜くことなくシッカリ走っていた。その時から中１週と間隔は詰まっているが、調教の雰囲気は良好で疲れを感じさせない。現状では持っているポテンシャルが違う。

デビュー戦(820ｍ)は２着だったが、距離を1400ｍ戦に伸ばすと２連勝。有力馬が多く揃った兵庫ジュベナイルカップでは逃げの展開でしかも直線では後続馬が一気に迫ってきたが、そこからもう一度伸びていた点が評価できる。そこから少しレース間隔が開いたが、10月４日に行われた能検では軽快な動きを披露していた。まだ気性的に幼い部分があるものの、その分まだ伸びしろがあるので直線で競り合う形に持ち込めば勝ち切れる可能性は十分あるだろう。

デビュー戦から常に掲示板に載っている堅実派。成績的には地味に見えるが、シッカリとした末脚で最後まで伸びてくる内容は良い。２歳戦は逃げ先行馬が上位を占めることが多いが、そんななか、直線で確実に伸びてきて好走している点は強調できる材料。先行争いが激化する展開になれば一気に浮上してくるだろう。

ヤシロケンチャンは前走が初勝利。多少展開が向いた感も否めないが、今回もペースは流れそうなので怖い存在。一気に相手が強化されるが一発を秘めている。ジョイブラックも前走が待望の初勝利。もともとデビュー戦から素質のあるところは見せていたが、発馬の不安定さが出世を遅らせていた。ゲートをスンナリ出ることさえできればこの相手でも好勝負が可能。