予想情報 Prediction

レースの見どころ

高知生え抜き2歳による世代最初の重賞。今年で7回目を迎えるが、第1回勝ち馬フリビオンは同レースを含む重賞計7勝をマーク。更には勝ち馬から黒潮皐月賞馬4頭、高知優駿馬に西日本ダービー馬を各々2頭ずつ輩出しており、今後に向けての重要性が高いレースというのが頷ける。過去の傾向を探れば1番人気馬は(4-2-2-0)、敗れた2戦の勝ち馬はいずれも2番人気馬で基本的に上位人気馬の信頼度は高いのだが、3着には人気薄馬が絡むケースが多々あり。馬券検討のひとつのファクターとして考えて損はないだろう。

本命

  • 710ユメノホノオ

CHECK!

デビュー戦こそ4着に敗れたものの、距離が延びた2戦目から怒涛の快進撃。3連勝の勝ち鞍すべてが後続に決定的な差を付けてのものであり、前走の準重賞潮菊特別も追えば追うほど加速。前付けして尚且つ早い脚も繰り出せる点から、既にこの世代の主役を確固たるものとしている。折り合い面に不安はなく乗り手の指示にも従順で、更なる距離延長はむしろプラスに働きそうなムード。炎の如く強いエネルギーを持った期待の若駒が、堂々とVロードを駆け抜ける。

対抗

  • 68ハチキンムスメ

CHECK!

デビュー戦敗れてからの3連勝はユメノホノオと類似した戦績。国澤調教師曰く、「2歳馬離れして精神的にも強い馬」という高い評価を受けており、その器用なレース振りにも表れている。潮菊特別ではユメノホノオの後塵を拝したが、内で揉まれる競馬に怯まず2着をしっかり確保した点は今後にも繋がるだろう。一週前追い切りでは馬也で40秒を切る上々の動き。前回8馬身差を付けられた強力ライバルとの差をどこまで縮めれるか、完成度の高さで勝負を挑む。

単穴

  • 33パパノオウマサン

CHECK!

これまでメンバー中もっとも多い8戦のキャリア。戦績も(2-3-3-0)と馬券圏内を外しておらず、堅実性が売りの馬。400キロを切る小柄な馬格ではあるが、中1週でコンスタントに使えている事から体質面の強さも窺える。当初は教育的観点から待機策の競馬が主体も、近走は前を射程圏に入れる立ち回りで戦法の幅がアップ。鞍上の意図したレースが出来るようになったのも強みとなっている。勝ち切るには展開の助けも必要になるが、上位争いには今回も欠かせない一頭だろう。

連穴

  • 11エムティドン
  • 812シシガオウ
  • 55リワードジョン
  • 811マリンジェミナイ

CHECK!

エムティドンは3走前に外へ逸走する若さを見せたりと荒削りさは窺えるが、その後は併せ馬等で調教の精度を高めて修正。単騎で逃げれた恩恵があったとはいえ、前走でパパノオウマサンを負かしたことから能力の高さは実証済みだ。シシガオウは潮菊特別の4着馬。母系は当地にも馴染みがあり、牡馬である同馬はこれまでの兄弟より陣営の期待値も高い。先行して粘りこむ形なら善戦もありか。リワードジョンは7月のデビュー戦を勝って以降、久々の実戦。ただ当所は厩舎の世代エース格に指名された素質馬でもある。マリンジェミナイは前走の大敗でさすがに人気落ちは避けられないが、デビュー戦で見せた衝撃はまだ色褪せていない。

提供 福ちゃん 山﨑伸浩

注記

当ページの情報は、10月29日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。