予想情報 Prediction

レースの見どころ

南関東牝馬3冠レース(ロジータ記念を入れると4冠)の2冠目となるレースで、桜花賞が小回りの浦和1600mで行われるのに対し、広く直線の長い大井1800mにガラっと舞台が替わる。枠順の内、外はあまり気にする必要はなく、距離が延びる分スタミナが必要になり、直線が長くなる分末脚の切れを生かせる。2019年のトーセンガーネット、2020年のアクアリーブル、2021年のケラススヴィアとここ3年連続で桜花賞馬がそのまま東京プリンセス賞を制して2冠を達成しており、浦和1600、の大外枠を克服して桜花賞を快勝したスピーディキックが4年連続の2冠達成なるか、2冠を阻む馬が登場するか否かが焦点になる。

本命

  • 36クールフォルテ

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昨年末の東京2歳優駿牝馬では、勝ったスピーディキックほどの切れはなかったが、直線渋太く脚を伸ばして3着に好走。次走桃花賞では逃げたラインブレイカーを捕まえ切れず2着。そして初コースとなった桜花賞では4コーナーでゴチャついて直線伸び切れず3着。勝ち切れないのは確かだが、先行力があり、控える競馬をしても確実に終い脚を使えて崩れはない。血統的に見ても1800mは問題なく、追い切りの動きから仕上げは万全。血統的にスピーディキックが短距離傾向なのでスタミナに不安があり、その点を突いて逆転は可能。

対抗

  • 713スピーディキック

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道営時にリリーカップとエーデルワイス賞を制し、JBC2歳優駿では7着までだったが、転入初戦となった東京2歳優駿牝馬では、2歳牝馬とは思えない末脚を繰り出して圧勝して見せた。そこからぶっつけで挑んだ桜花賞では、出たなりで後方を追走し、向正面から動いて3コーナーでは内を突き、そこから外に出して4コーナーでは外を回って差し切る御神本騎手の神騎乗に導かれて一冠を制覇。現状では敵なしの雰囲気だが、やはり父タイセイレジェンドということでスタミナに不安がある。そこがキーポイントになりそうだ。

単穴

  • 815デュアルテイルズ

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新馬戦、特別戦と1400m戦で2連勝中の同馬。中央で活躍したデュアルスウォードや、2020年に兵庫ジュニアグランプリを制したデュアリストの半妹という血統的な魅力はあるが、この馬もスピーディキック同様短距離向き。素質はかなりのもので、今後の活躍が期待できるのだが、その素質で1800mをカバーできるかどうかが鍵を握る。外厩での調整だが、今年ノーヴァレンダで2勝、ロードゴラッソで1勝と重賞で結果を残しているミッドウェイファーム調教馬で仕上げに不安はない。

連穴

  • 47トキノゴールド
  • 816レディーアーサー
  • 712ハッピースパイラル
  • 24レディオスター

CHECK!

トキノゴールドは、デビューから短距離路線を歩んだが、2走前のシンデレラオープンで2着に好走し、そこから挑んだ桜花賞ではスタート直後に不利を受けて最後方からの競馬を強いられたが、それでも直線外から脚を伸ばして4着に善戦。この距離は未知だが、あの根性があれば上位進出は十分可能だ。レディーアーサーは道営時にインノセントカップを制し、盛岡に遠征してプリンセスカップを制している実力馬。転入後は勝ち切れないが走り自体は悪くないし、前走でこの距離を経験しているのは強味。ハッピースパイラルはデュアルテイルズと同じくミッドウェイファーム調教馬。初コースのユングフラウ賞では結果を残せなかったが、距離が延びて良いタイプで地元1800m戦で見直しが必要。レディオスターは道営時にリリーカップでスピーディキックの半馬身差2着がある。転入初戦の桃花賞こそ6着に敗れたが、その後は特別戦で3連勝。相手が強化されての距離延長だが、3連勝の勢いは怖い。

提供 勝馬 山形 宗久 

注記

当ページの情報は、5月10日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。