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レースの見どころ

グランダム・ジャパン古馬シリーズの第4戦目。2010年に全国交流となってから他地区7勝、地元5勝、特に昨年は1~4着を他地区馬が独占と近年は遠征馬のレベルが上がってきている印象。まだ南関東所属馬の勝利はないが、今年はこのシリーズ第1戦佐賀ヴィーナスカップを勝利したダノンレジーナ、昨年東海S、マーチSで3着と重賞でも牡馬と互角に渡り合ったメモリーコウを含む強力4頭がスタンバイ。他にも昨年の覇者シーアフェアリーが連覇を狙って遠征と今年も他地区馬の壁は厚そう。休み明けを勝利し、上積み見込めるナナカマドカ、重賞5勝馬ステラモナークが地の利を生かしこの相手にどこまで迫れるかといった構図か。

本命

  • 710ダノンレジーナ

CHECK!

地方転入後佐賀、浦和と渡り歩き11連勝を記録。その後も勝ち星を積み重ね通算31戦19勝、重賞も昨年連覇を飾った東京シンデレラマイルを含む計4勝と牝馬戦では無類の強さを誇る。特に前走の佐賀ヴィーナスCでは直線軽く気合いをつけた程度で勝利と着差以上にまだまだ余裕が感じられる走り振りだったし、今回の出走メンバーなら力は抜けているか。レースセンスが良く先行力もあるし、園田1700mのコース形態にもマッチしそうな印象。敢えて不安点を挙げるとするならこのレースまだ南関東所属馬の勝利がない点だが、スムーズならこの馬がそれを払拭してくれるだろう。

対抗

  • 812メモリーコウ

CHECK!

まだ重賞勝ちこそないが、昨年東海S、マーチSで3着、男馬とも互角以上の戦いをしており、勝てるだけの力は秘める。近3走は中央との牝馬交流重賞でテオレーマ、ショウナンナデシコ、サルサディオーネら今考えうる牝馬ダート界上位馬との対戦で結果は出なかったが、地方馬同士の戦いであれば十分に見直せる。現に4走前の東京シンデレラマイルでは先に挙げたダノンレジーナと0.2差。脚質を考えダノンを上位に見たが、この馬の差し脚が生きる流れになれば逆転の目も。

単穴

  • 44シーアフェアリー

CHECK!

昨年、兵庫古馬の牝馬重賞を連勝(兵庫サマークイーン賞、兵庫クイーンC)と、園田の馬場適性で言えば今回の遠征馬の中では一番。兵庫クイーンC後から馬券絡みこそないが、3走前のしらさぎ賞(浦和)では上がり最速の脚を使い4着、2走前の佐賀ヴィーナスCは3着馬と0.1差と遠征競馬では特に力を発揮する印象。昨年も同じような臨戦過程で人気を落としており、ここも軽くは扱えない。

連穴

  • 79ギルランディーナ
  • 55ナナカマドカ
  • 33ステラモナーク

CHECK!

格で言えば一枚落ちるが1走毎にレース振りが良くなってきたギルランディーナ。転入直後は苦戦が続いたが、中距離戦にシフトチェンジしてからは安定したパフォーマンス。陣営からも今は本当に調子が良いとの声もあり、充実ぶりが窺える。いきなりの重賞挑戦でそう甘くはないと思うが、この馬の勢いと調子の良さに期待したい。休み明けの一戦をきっちり勝利し、ここに駒を進めたナナカマドカ。前走は序盤からある程度前が流れ、それを自ら早めに捕まえに行っての勝利だから価値ある内容。当然一度使った上積みは見込めるし、兵庫在籍では5着以下なしの堅実派。道中好位のインでロスなく立ち回れるようなら一角崩しも。ステラモナークは昨年の同レースでは序盤から必要以上に絡まれ、済し崩しに脚を使わされてしまい、最後お釣りがなくなってしまった。揉まれると案外だが、マイペースで行けた時は粘りを増すタイプ。叩き3走目と走り頃だし、警戒は必要か。

提供 競馬ブック 松原 秀隆

注記

当ページの情報は、7月14日(木)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。