9月5日(火) 名古屋競馬場
秋桜賞
右1700m 16:50発走
秋桜賞 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

 2010年よりグランダムジャパン・古馬シーズンに指定された。その影響もあってか全国各地から強豪牝馬が集うレースに。なお地元・名古屋所属馬は、第7、8回を連覇したピッチシフター以降は優勝馬が出ていない。昨年は弥富に移転したこともあり1500mで施行されたが、東海地区所属馬は名古屋のエッグベネディクトの5着が最良の成績だった。今年は1700mでの施行となり、スピードと持久力のバランスが要求される。地元・名古屋は牡馬顔負けの決め手を持つブリーザフレスカに大きな期待がかかるが、佳境を迎えたグランダムジャパンのポイント争いは熾烈で、暫定トップに立つジュランビルなどの遠征馬は例年以上に強力な布陣に思える。なおかつ各地区のトップクラスのジョッキーによる駆け引きも見もので、激戦になること必至だろう。

本命

  • 33ハクサンアマゾネス

CHECK!

 通算21勝もさることながら、石川ダービーなど重賞18勝というのは驚くべき数字。初の他地区への遠征となった前走・兵庫サマークイーン賞は、盤石の態勢から圧巻の競馬を見せており、「井の中の蛙」という見る向きも一蹴。しいて気になる点を挙げると、間のない日程で追い切りを2本消化した点だが、単なるこじつけに過ぎない。コンビを組む吉原寛人騎手は、ユメノホノオで高知のクラシック三冠を達成するなど、今年も各地の競馬場で確かな実績を残している。終わってみれば「やっぱり」と感想を漏らしそうだ。

対抗

  • 77ブリーザフレスカ

CHECK!

 地元の専門紙記者としても好走を願ってやまないのが本馬。6月のトリトン争覇をレコード勝ちした際は、一気に名古屋の頂点に立つと期待したが、名港盃では太め残りが響いたのか本来の末脚を発揮できずじまいに。その後は夏場に無理使いをせずに、当面の目標をここに定めて調整は順調に進んだ。まだ鞍上の意のままに反応できないケースが散見されるものの、ツボにハマった時の破壊力は見たものを虜にするほどの魅力がある。牝馬限定戦とはいえ、ここを勝つようならネームバリューは必然的に上がるはずだ。

単穴

  • 66ジュランビル

CHECK!

 中央在籍時の4勝のうちの3勝は芝で挙げたものでも、ダートでは3勝クラスの天王寺S勝ちがある。昨夏に南関東に移籍後は、JBCレディスクラシックなどの格式の高いレースに挑戦するなどして成績自体はもうひとつ上がらなかった。だが、今年4月の佐賀ヴィーナスカップで重賞初制覇を果たすと、次走の兵庫サマークイーン賞でハクサンアマゾネスの2着に食い込んでいる。遠征馬の中では1700mにも融通が利く方と思えるし、岡部騎手を配したあたりに陣営の意気込みがうかがえるというもの。

連穴

  • 55アンティキティラ
  • 22グランパラディーゾ
  • 44クリノメガミエース

CHECK!

 アンティキティラは新旧の名古屋競馬場の合算になるにしても、2戦2勝とコース相性がいいのは見逃せない材料。ただ、ベストの距離より1700mはいくぶん長いと思えるだけに展開利が必須か。グランパラディーゾは5歳にして17戦のキャリアが体質の弱さを物語るものの、掲示板を外したのはわずか1度という超堅実派で、底力は確か。今回は生涯で最長となる1700mがどう出るか。クリノメガミエースは兵庫に移籍後において遠征した際の最低着順は前走の5着。着差を考慮すると、少なくとも先着された相手を逆転するのは十分に可能なはずで、ツボにハマればそれ以上のシーンも。

提供 競馬東海 鬼頭 信正

注記

当ページの情報は、9月4日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。