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レースの見どころ

スーパースプリントシリーズの最終戦として行われるレースで、今年は佐賀がばいダッシュ(佐賀900m)を制したロトヴィグラス、川崎スパーキングスプリント(川崎900m)を制したコパノフィーリング、日本海スプリント(金沢900m)を制したナムラムツゴローが出走してきた。第1回から第3回までは笠松のラブミーチャンが3連覇を達成し、第7回ではホッカイドウ競馬のタイセイバンデットが2着に好走した実績があり、11回中8回が南関東勢の優勝となっているが、他地区勢にもチャンスは十分ある。

本命

  • 44コパノフィーリング

CHECK!

中央時はダートの短距離戦を中心に使って3勝を挙げ、船橋転入後初戦の閃光スプリントを制して挑んだ昨年のこのレースを制して重賞初制覇。母の半弟にエイシンフラッシュがいる血統だが、父の血が濃く出たのか短距離適性が高い。その後も園田に遠征して兵庫ゴールドカップを制し、年明けの船橋記念は3着に敗れたが、休み明けの川崎スパーキングスプリントを制して復活を遂げた。逃げて良し、控える競馬もできるので流れに注文がつかない。前走を叩いた分の上積みも見込め、昨年に続いての連覇は可能だ。

対抗

  • 77キモンルビー

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元々は中央未勝利だが、高知に移籍して素質が開花して、5戦4勝3着1回。その後船橋に移籍して地元船橋1200m戦を使い続けて連勝を続け、高知在籍から12連勝、船橋転入後11連勝で船橋記念を制した。母は中央時にJBCレディスクラシック(2013年金沢1500m)で3着があり、その後移籍した岩手でトウケイニセイ記念優勝を制している。船橋記念を制した後休みを挟んでからは3戦勝ち切れないが、同型馬を捌いて先手が取れれば粘りを増してくるので、先手が取れれば逃げ切りまで期待できる。

単穴

  • 89ギシギシ

CHECK!

2歳時にジェムストーン賞(大井1200m2歳準重賞)を制しているが、その後は勝ち切れず、3歳の後半を休んで復帰したのは昨年末。半年間を棒に振った形だが、復帰後は8戦6勝2着1回、3着1回の成績で、その3着1回が東京スプリントでのものなのだから大したもの。別定戦で斤量面で恵まれた訳でもなく、2番手追走から粘り込み、シャマルやリュウノユキナと接戦を演じた。ここ2戦は着差こそ僅かだが、並ばれてからが渋太く、最後まで抜かせない勝負根性を見せている。前走で船橋コースを経験したのは強味で、距離短縮はプラスになる。

連穴

  • 66カプリフレイバー
  • 88コウギョウブライト
  • 33ロトヴィグラス

CHECK!

カプリフレイバーは、6戦5勝の成績で優駿スプリントを制し、南関東の短距離界を背負う逸材と期待されたが、その後は昨年の川崎スパーキングスプリントと川崎のオープン特別(川崎900m)を勝ったのみと物足りない。しかし21年の船橋記念で3着、今年の船橋記念では2着と地元船橋の1000m戦では結果を残している。前走はギシギシに完敗しているが、この距離なら差はないはず。コウギョウブライトは、中央時はダート1200m戦で2勝した程度だったが、川崎転入後力をつけた。今年の船橋記念では9着に敗れているが、その前哨戦であるカムイユカラスプリント(船橋1000m)では、勝ったキモンルビーとはアタマ差。川崎スパーキングスプリント2着の走りも評価でき、チャンスはある。佐賀から挑戦してくるロトヴィグラスは、佐賀がばいダッシュを佐賀900mのタイレコードで逃げ切ったが、鞍上の竹吉騎手は直線半ばで後ろを確認する余裕があり、ゴール前は流してでのもの。最後まで追っていればレコード樹立は間違いなかった。母はリリーカップを制しており、近親にもスピードタイプが多い。南関東勢との比較は難しいが注目している。

提供 勝馬 山形宗久

注記

当ページの情報は、7月25日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。