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レースの見どころ

夏を越して、11月のJBCクラシックや12月のチャンピオンズカップに向けて有力馬が始動する。その初戦として選ばれることが多く、古馬だと帝王賞以来、3歳馬だとジャパンダートダービー以来ということになる。また夏場に使って力をつけた馬が強敵相手に挑戦する舞台ともなる。中央勢の活躍が目立つのは確かだが、一昨年はサルサディオーネが逃げ切り、昨年はフィールドセンスが差し切り勝ちを決めており、2年連続して地方馬が優勝している。今年はドバイワールドカップを制したウシュバテソーロがここから始動。ジャパンダートダービーでは見せ場十分の3着、ミトノオーも参戦。エルムSを制して軌道に乗ったセキフウ、血統的な魅力があるテンカハルも参戦。迎え撃つ地方勢はスワーヴアラミスやシルトプレがいて楽しみな1戦になりそう。

本命

  • 44ウシュバテソーロ

CHECK!

芝の中・長距離戦中心に使い、昨年の4月ごろは3勝クラスを勝ち上がれなかったが、ダート路線に変更してから5戦目で東京大賞典を制し、次走川崎記念も制し、その上海外に遠征してドバイワールドカップも制して世界の頂点に立った。帰国後は、夏場は休養に充ててここから始動。乗り込み量は十分で力を出せる仕上がり。別定戦で58キロではあるが、メンバー的にも恥ずかしい競馬はできない。ここを叩いてアメリカに渡ってブリーダーズカップクラシック挑戦のプランがあり、きっちり決めてもらいたい。

対抗

  • 78ミトノオー

CHECK!

新潟ダート1800mの新馬戦を勝ち、次走はスタートで後手を踏んで惨敗したが、その後は3連勝で兵庫チャンピオンシップを制した。ジャパンダートダービーでは、果敢に逃げて直線を向いてからはこのまま逃げ切ってミックファイアの3冠を阻止するかに見えたが、前半3ハロン35秒を切る脚を使った分最後は脚が上がって3着。その後は一息入れてここから始動するが、仕上がりは良好。3歳馬で54キロと別定戦で斤量面が楽。同型馬が不在でどう見ても一人旅、逃げ切りまでありそう。

単穴

  • 811セキフウ

CHECK!

デビュー3戦目で勝ち上がり、そこから3連勝で兵庫ジュニアグランプリを制した。その後は勝ち切れず前走のエルムSが久しぶりの勝利となったが、サウジダービー、ユニコーンSで2着があり、コリアカップでは3着と様々な条件と環境の中で善戦できていた。この夏の北海道シーズンで安定した成績を残しているように一時のスランプは脱しており、軌道に乗った今なら強敵相手にも好勝負に持ち込める。

連穴

  • 67スワーヴアラミス
  • 22シルトプレ
  • 11テンカハル

CHECK!

スワーヴアラミスは、中央時にダート重賞3勝の実力馬で、実績的に見劣ることはない。大井転入後は重賞では勝ち切れないが2着は3回もある。差し一手の割に崩れがなく、相手なりの走りができるタイプ。相手は揃ったが上位争いに加われる。シルトプレは2歳時に鎌倉記念を制し、3歳時には道営2冠とダービーグランプリを制し、古馬になってからはコスモバルク記念を制している。3歳時に船橋に在籍していたのでコースに不安はなく、前走エルムSで5着に善戦した走りからも差はない。テンカハルは、芝では重賞経験はあるが、ダートでは今回が初めての重賞挑戦。ルージュバックやポタジェの半弟という血統的な魅力があり、ダート経験も浅いことから上積みが見込めるので注意が必要だ。

提供 勝馬 山形 宗久

注記

当ページの情報は、9月26日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。