注目馬情報 Attention

パライバトルマリン

牝3 JRA 林徹厩舎 通算5戦3勝

父:Malibu Moon
母:Private Jet
母の父:Smart Strike

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それまで1600メートルばかりを使われていたが、一気に2100メートルになった前々走の関東オークス(JpnII)を完勝。それもそれまでは逃げて勝っていたが、2番手に控える形で勝利した。すると、続くブリーダーズGC(JpnIII)でも控える競馬で2着を確保。勝ち馬の展開に持ち込まれたため、離されてしまったが、初めての古馬相手を思えば連対したのは評価出来るだろう。今回は更に200メートル短縮されて1800メートルとなるが「1600でも2100でも勝っているので、距離に関しては何も心配していません」と林調教師。「JBCを除外されて、一旦ノーザンファーム天栄に放牧しました。良い状態で戻していただいたので、今回も状態面に関しては不安はありません」と同調教師。古馬相手も2度目で前進を期待。

(平松 さとし)

テリオスベル

牝6 JRA 田島俊明厩舎 通算37戦7勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

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前走のJBCレディスクラシック(JpnI)は5着。スタートダッシュがつかず、更に外枠だった事もあり、最初のコーナーは後方で回った。向こう正面では番手を上げていったものの、2番手まで行ったところで3コーナーへさしかかる厳しい展開。結局、最後まで先頭に立てないまま。それでも直線入口では先頭に並ぼうか!?というシーンを演じて見せたが、道中脚を使った事も響き、最後は伸びず、後退した。「全く自分の形に持ち込めませんでした」と田島調教師。あれでは最後に沈むのも仕方ない。3走前のブリーダーズGC(JpnIII)は逃げ切り勝ちを演じており、先手さえ取れればまだまだ見限れない。「状態に関しては引き続き良いので、好枠が当たってスンナリ行ければ……」と同調教師。今回も展開ひとつだ。

(平松 さとし)

ライオットガール

牝3 JRA 中村直也厩舎 通算11戦4勝

父:シニスターミニスター
母:マリアビスティー
母の父:ハーツクライ

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今年4月の時点ではまだ1勝馬だったが、1勝クラスを勝ち上がると初めての古馬相手だった2勝クラスも連勝。3勝クラスでも見せ場を作り、レパードSでは強力牡馬を退けて重賞勝ち。使う毎に地力を強化してきた。レディスプレリュードはラスト1ハロンあたりで一旦先頭。前崩れの展開になり結果的には動くのが少し早かったが、勝ち馬から0.1秒差3着と牝馬同士ならトップレベルでもやれる力を示した。前走のJBCレディスクラシックは入れ替えたばかりの砂でグリップが利かず伸びを欠いて6着。現状はパサパサで力のいる馬場より脚抜きが良くて走りやすい馬場が合う。初コースより当日の馬場状態が一番のポイントになる。

(競馬ブック・牟田雅直)

サブルドール

牝5 船橋 山下貴之厩舎 通算27戦4勝

父:カジノドライヴ
母:ビスクドール
母の父:サンデーサイレンス

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門別でデビューし、フローラルカップで3着に食い込んだ素質馬。大井に移籍後も東京2歳優駿牝馬で2着に好走するなど、この世代の牝馬トップクラスとして将来を嘱望された。その後は気性面の難しさもあって大敗が続き、船橋へ移籍後も苦戦を強いられたが、ここへ来て連勝をマークするなど上昇ムード。徐々に道中の反応も良くなってきた。「突然走り出しましたね。試行錯誤を重ねてきたことが、はまりつつあるのでしょう。7月の休み明けから状態はすごくいいし、中間も変わらずきています。自分のリズムで走れれば力を発揮してくれると思います」と山下貴之調教師。前2走と同様に集中して走れれば、ダートグレードのメンバーでも好勝負になる。

(大貫 師男)

ノーブルシルエット

牝5 大井 佐野謙二厩舎 通算22戦5勝

父:シニスターミニスター
母:クラシックチュチュ
母の父:キングカメハメハ

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今年7月に再起を図って大井へ転入。8月には岩手重賞のビューチフルドリーマーCを3馬身差で快勝と復活の狼煙を上げた。前走のJBCレディスクラシックJpnIは好スタートから3番手と絶好の位置につけ追走。しかし、3コーナーで外からきた馬の影響で前を阻まれた。あわやの惨事もあり得たほどで、その後はリズムを崩し12頭立て12着と無念の結果に。佐野謙二調教師は「大きな事故にならず良かった」と胸をなで下ろしながら、「本来の力の3割も出せなかった」と悔しさを噛みしめる。ここに向け、徐々に調教のピッチを上げてきており、「アクシデントの影響もなく、馬は元気一杯。左回りは問題ないし、船橋も2度目だからね」とリベンジに意欲を燃やしている。

(スポーツ報知・志賀浩子)

ゴールデンヒーラー

牝5 岩手 佐藤祐司厩舎 通算27戦12勝

父:タートルボウル
母:ミリオンハッピー
母の父:アグネスタキオン

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牝馬準重賞・フェアリーカップで復活の手応えをつかみ、青藍賞を7馬身差で圧勝。堂々2連覇を果たし、マイルチャンピオンシップ南部杯へ挑戦。昨年は5着に健闘したが、今年は7着に終わった。山本政聡騎手「去年のような軽い走路なら良かったが、今年は時計のかかる馬場でパワーが要求された。それでも3~4コーナーまではいい雰囲気で走っていた」とコメント。ようやく本来の動きを取り戻したのは明らかだった。「地元に適鞍がなかったので、回りが合うクイーン賞を選んだ」と佐藤祐司調教師。23日の追い切りで半マイル49秒台をマークして上々の仕上がり。一昨年7着だったが、当時より一回りも二回りも成長して再度、クイーン賞へ臨む。

(松尾 康司)

注記

当ページは、11月24日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。