注目馬情報 Attention

フォーエバーヤング

牡4 JRA 矢作芳人厩舎 通算11戦8勝

父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母の父:Congrats

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2歳時は3連勝。サウジ、ドバイの両ダービーも制すと、ケンタッキーダービーでは出負けして後方から3~4角で一気に進出。直線で外から来た2着シエラレオーネと馬体を接して、後世に語り継がれる死闘を演じた。帰国後のJDクラシックは2番手から正攻法で貫禄V。春の雪辱に燃えたBCクラシックではシエラレオーネに完敗したものの、復調途上だった東京大賞典では手応え以上の脚を使って完勝。サウジCでは完全に抜け出した強敵ロマンチックウォリアーをクビ差交わしてレコードV。この激闘が尾を引いたのか、続くドバイWCは本来の行きっぷりがなかったが、国内では無敵の存在。駐立が良くなりスタートが上達した今は死角が見当たらない。

(競馬ブック・橋本篤史)

キングズソード

牡6 JRA 寺島良厩舎 通算17戦8勝

父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母の父:キングヘイロー

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4歳2月の伊丹Sを勝ってオープン入り。その後も着実に力をつけ、その秋にJBCクラシックで初の重賞制覇を成し遂げた。翌年には帝王賞も制し、2つめのJpnIタイトルを手に入れた。秋はJBCクラシック連覇を目指して調整を進めていたが、右前屈腱炎で回避。今回はそこから1年3カ月ほどの長期休養明けになるが、帰厩後は順調に調整が進み、動きもひと追い毎に良化。徐々に馬体も引き締まってきた。ブランクが長いうえに、ここが全力投球という状況ではないのでやはり割引は必要だが、仕上がりとしては合格点。久々を苦にするタイプでもない。理想は右回りだが、長くいい脚を使える強みを生かせる形ならいきなり好走してもおかしくない。

(競馬ブック・牟田雅直)

ライトウォーリア

牡8 川崎 内田勝義厩舎 通算37戦10勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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持ち味の持久力を生かした逃げで昨年の川崎記念を制覇。24年NARグランプリ年度代表馬に輝いた。川崎記念以降は白星に恵まれなかったが、今年5月に行われたSI大井記念を逃げ切って健在ぶりを示した。続くマーキュリーカップ(盛岡)は同型との主導権争いを避けて道中は4、5番手のインを追走したが、直線で上位争いを演じることなく6着。内田勝義調教師は「59キロが堪えたかな」と振り返った。その後はここを目標に調整。「動きはいいし、状態は確実に良くなっている。舞台も問題ない。あとは自分の競馬ができるかどうかだけ」と内田師は巻き返しへの手応えを語った。南関東の大将格として強豪中央勢に真っ向勝負を挑む。

(スポーツニッポン・大澤太久)

レヴォントゥレット

牡4 JRA 矢作芳人厩舎 通算8戦4勝

父:ロードカナロア
母:クイーンマンボ
母の父:マンハッタンカフェ

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デビューしたのが3歳の4月と遅め。2戦目から一気の4連勝でオープン入りを果たしたのが、今年の3月末。現級では重賞の平安Sを含め3戦しているが、いずれも4着以内を確保。先行力があって立ち回りが上手く、大崩れのないタイプ。まだ8戦とレース数をあまり使われておらず、伸長の余地を多分に残していると思われる。前走のBSN賞では馬体の成長が窺えたし、勝ち馬からは半馬身差と踏ん張りを見せた。休養明けだったことを考えると今回はかなりの上積みを見込んでよさそうだし、いいタイミングでこのレースを迎えることができた。同じ矢作芳人厩舎のフォーエバーヤングに注目が集まりがちだが、この馬も今のデキならいいパフォーマンスを見せてくれるだろう。

(研究ニュース・船津裕司)

マーブルロック

牡5 JRA 西園正都厩舎 通算21戦5勝

父:シニスターミニスター
母:サニーロック
母の父:キングカメハメハ

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これまでのキャリア5勝すべてが逃げての勝利と戦法に制限があるタイプ。ただ、デビュー当初は短距離で好走していたようにテンのスピードを持っているので、ハナを奪うために無理をする必要はない。前々走のアンタレスSでは2番手の馬に終始プレッシャーをかけられて厳しい展開だった。前走の平安Sでは外の馬に譲って2番手から。こちらは遅いペースで切れ負けし、この馬の良さを生かし切れなかった印象。過去のレース傾向から逃げ切った馬こそ少ないが、馬券圏内に粘った馬は多数。強敵が揃ったここでも自分の競馬に徹すればチャンスはありそう。ただ、久々が得意でないうえに中間の動きもまだ物足りない感じ。本番までにどこまで仕上がるか。

(研究ニュース・小野颯真)

ギガキング

牡7 船橋 稲益貴弘厩舎 通算45戦15勝

父:キングヘイロー
母:ウルフコール
母の父:バブルガムフェロー

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言わずと知れた船橋を代表する現役オープン馬の一頭。道営所属の2歳時から頭角を現し、船橋・稲益貴弘厩舎に移籍した3歳以降も活躍。これまで積み上げた重賞タイトルは7個。特に地元での強さは特筆もので、これまで5度重賞を制覇。全15勝のうち12勝を船橋で挙げている。7歳を迎えた今年はまだ重賞勝利はないが、中央のトップマイラーが集結した5月のかしわ記念では中団から上がり3F2位タイの末脚を使って掲示板を確保。当時、手綱を取った野畑凌騎手が引き続き騎乗する。「道中はじっくり脚をためて、展開が向いてくれるのを待ちたい」とレースをイメージ。持ち前の末脚で上位進出を狙う。

(スポーツニッポン・大澤太久)

注記

当ページは、9月26日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。