データ分析 Data Analysis

牝馬限定のハンデ重賞

2023年までは11月末から12月上旬に行われていたが、24年からは2月に移動した。牝馬によるハンデ戦ということもあって、頭を悩ませるが、過去の傾向はどうなのか。ここでは16~25年の傾向を探っていく。

栗東が3連勝中で地方も互角の争い

JRA栗東4勝に対して、JRA美浦と南関東が各3勝。ダートグレードの中では、地方馬も互角に争っているレース。南関東の内訳は大井が【2-1-2-20】。川崎が【1-0-1-3】で続き、船橋が【0-0-1-14】。栗東は上位人気でも2019~22年に4連敗。しかし、翌年から潮目が変わり昨年まで3連勝と勢いがある。美浦は過去10回中8回で出走があり、22年から3年連続で連対したテリオスベルをはじめ、6回で連対と安定して上位争いに加わってきている。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA栗東 4 5 3 10 18.2% 40.9% 54.5%
JRA美浦 3 4 2 8 17.6% 41.2% 52.9%
南関東 3 1 4 42 6.0% 8.0% 16.0%
地方他地区 0 0 1 26 0.0% 0.0% 3.7%

3番人気までが首位候補

首位候補は計8勝を挙げる3番人気以内と見ていいだろう。1~3番人気に大差はなく、堅実に力を発揮できていると言える。1勝ずつの4、6番人気だが、2019年クレイジーアクセル、21年ダイアナブライトとも前走レディスプレリュードJpnIIで4着という共通点があった。当時と当レースの施行時期は変わっているが、人気がなくても直近の同レース好走馬が出ていれば、一考する余地があるのかもしれない。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3 3 1 3 30.0% 60.0% 70.0%
2番人気 2 2 3 3 20.0% 40.0% 70.0%
3番人気 3 4 1 2 30.0% 70.0% 80.0%
4番人気 1 0 2 7 10.0% 10.0% 30.0%
5番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
6番人気以下 1 0 3 62 1.5% 1.5% 6.1%

重めのハンデが活躍

予想する上でハンデがかなり重要なファクターになる。2016年からのトップハンデ(タイを含む)馬は【5-4-1-2】と馬券圏外に沈んだのは2頭のみ。さらに55kg以上の成績をまとめてみると【6-5-1-6】。ハンデ戦とはいえ、斤量を背負わされている馬の実力は信頼した方が良さそう。ちなみに端数の0.5kgがある6頭の中で勝利したのは24年アーテルアストレアだけ。いずれも3着以内には好走しているが、勝ち切ることはできていない。[表3]

[表3]ハンデ別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
52kg以下 1 0 3 63 1.5% 1.5% 6.0%
53~54.5kg 3 5 6 17 9.7% 25.8% 45.2%
55~56.5kg 5 5 0 6 31.3% 62.5% 62.5%
57kg以上 1 0 1 0 50.0% 50.0% 100.0%

JBCレディスクラシックの着順がポイント

牝馬のダートグレードは、同じようなメンバーで戦うことが多い。そこで直近のJBCレディスクラシックJpnI(2023年11月と24年2月の2回はともに23年11月のJBCが対象)との関連を調べてみると、面白い傾向が出てきた。メンバー中の同レース最先着馬は【5-3-0-2】と、19年アンデスクイーン、21年リネンファッション以外は全て連対。メンバー中次位馬は【1-3-2-4】と勝利こそ少ないが、こちらも好走率は高かった。秋の牝馬頂上決戦の結果だけを比べてみるのも有効な手になりそうだ。

勝つのはこういう馬!

3番人気までに支持されたハンデ55キロ以上。メンバー比較でJBCレディスクラシックJpnI最先着馬も勝ち馬にふさわしい。

(文・スポーツ報知 浅子祐貴)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。