
年明け最初の地方古馬中距離DG
川崎記念JpnIが4月に移行したことで、2024年から地方のダートグレードでは年明け最初の古馬中距離戦となった。昨年はノットゥルノが連覇を目指し出走してきたが、3着に敗れた。なお、勝ったメイショウフンジンは24年は3着だった。ここでは16~25年の過去10回の結果から傾向を探っていく。
過去10回中9回でJRAが1~3着。うち4回は掲示板内を独占(2016、20、21、23年)している。しかし25年はシンメデージー(高知)が2着。地方馬の3着以内は08年1着チャンストウライ(兵庫)以来だった。[表1]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| JRA | 10 | 9 | 10 | 20 | 20.4% | 38.8% | 59.2% |
| 高知 | 0 | 1 | 0 | 6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
| 佐賀 | 0 | 0 | 0 | 37 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 上記以外 | 0 | 0 | 0 | 22 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気は【3-1-4-2】で3着内率80.0%。馬券に絡めなかった2016、24年も4着と信頼度は高い。2番人気同80.0%、3番人気同60.0%で、上位人気3頭のうち2頭以上が毎年3着以内。一方、19~23年と25年は5~7番人気が3着以内に食い込んでいる。昨年は7番人気メイショウフンジンが勝利したが、1~5番人気が単勝オッズ1けた台と人気が割れており、勝ち馬も17.0倍とそれなりの評価は受けていた。[表2]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 1番人気 | 3 | 1 | 4 | 2 | 30.0% | 40.0% | 80.0% |
| 2番人気 | 4 | 3 | 1 | 2 | 40.0% | 70.0% | 80.0% |
| 3番人気 | 1 | 3 | 2 | 4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 0 | 2 | 2 | 6 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
| 6番人気以下 | 1 | 1 | 0 | 63 | 1.5% | 3.1% | 3.1% |
馬券絡みのほとんどがJRA馬のため、地方馬を除いた年齢別成績をみていく。4歳が【3-1-3-3】、5歳が【3-4-2-3】でこの2世代が中心。6・7歳は各2勝だが、うち3勝が過去5年以内(2021、22、25年)で、健闘している印象が強い。[表3]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 4歳 | 3 | 1 | 3 | 3 | 30.0% | 40.0% | 70.0% |
| 5歳 | 3 | 4 | 2 | 3 | 25.0% | 58.3% | 75.0% |
| 6歳 | 2 | 2 | 4 | 5 | 15.4% | 30.8% | 61.5% |
| 7歳 | 2 | 1 | 0 | 4 | 28.6% | 42.9% | 42.9% |
| 8歳 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
| 9歳 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ミツアキサイレンス(笠松)が2001・02年と連覇し、クーリンガー(JRA)が03~05年と07・08年に5度出走し1勝、2着4回など、かつてはリピーターが活躍する印象があった。過去10回では、馬券絡みがあった7頭が再度出走。初回より着順を上げたのはメイショウフンジン(24年3着→25年1着)のみだが、ほかマイネルクロップ(15年1着→16年2着)、ストロングサウザー(16年1着→17年3着)、ノットゥルノ(24年1着→25年3着)が2回とも3着以内に入っている。

ダート競走の体系整備がされた2024年以降は、川崎記念JpnIへのステップとしての位置づけが明確となり、出走馬のレベルが上昇した印象。25年のJRA馬5頭中4頭がダートグレード勝ち馬で、未勝利だったメイショウフンジンも2着1回、3着5回と好走していた。3着シンメデージー(高知)は17年ぶりに地方馬として3着以内に入ったが、前走の名古屋大賞典JpnIIIで3着。JRA馬が中心となるのは仕方ないが、ダートグレードで上位実績のある地方馬ならば互角の戦いを期待したいところ。
(文・上妻輝行)

1着
2着
3着
注記
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。