レース概要
JpnIIIの北海道2歳優駿を引き継ぐ形で、2020年からJBC2歳優駿を新設。時期的にも体調管理や、長距離輸送の克服が重要になる。昨年行われた記念すべき第1回は、地元北海道のラッキードリームが勝者に名を刻んだ。
北海道2歳(旧3歳)優駿は1974年に創設。88年まで札幌1200mで行われ、89、93~96年は帯広1700または1800m、90、91年は函館1700m、92年は岩見沢1600mで、地元限定重賞として実施されていた。97年からJRAとの交流重賞となり、GIIIに格付け。2006、07年は札幌1700mで行われたが、それ以外は門別1800mで実施されている。交流後、昨年までの24回で地元北海道勢が12勝、JRA勢が12勝と互角の成績。
このレースはその年の暮れに実施される全日本2歳優駿へ続く重要なレースであり、浦和記念や東京ダービーの勝ち馬ハッピースプリントや、UAEダービー2着のエピカリスもこのレースをステップに活躍。また今年も大きく輝く新星の誕生を見届けたい。
(中村 勇好)
- 実施日
- 2021年11月3日(祝水)
- 競馬場
- 門別競馬場
- 距離
- ダート右回り 外1800m
- 出走資格
- サラブレッド系 2歳
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- 定量(55kg、牝馬1kg減)
コース紹介
JBC2歳優駿(門別・外回り右1800m)
1周1600m(右回り)で、若干の高低差こそあるものの、ほぼ平坦。ゴール板までの直線が330mと長く、地方競馬屈指の長さを持つ。
基本的に1800mはタフな展開となることが多く、コーナーが緩やかで差し馬が加速しやすい分、道中でどれだけ脚を溜めて行けるかがカギとなりそう。3コーナー辺りから一気にレースが動き、ここで先行集団が振り切るのか、後続が追い上げてくるのか、直線で死力を振り絞った攻防は見応え充分。
(中村 勇好)
レース体系

過去3年の競走成績
アクセス
- 開催場所
- 門別競馬場
(北海道沙流郡日高町富川駒丘76-1) - 公共交通機関
- JR「札幌駅」
道南バス:札幌駅前バスターミナル10番のりば乗車、「門別競馬場前」下車
JR北海道バス(無料):北口乗車(要予約)
※無料送迎バスは現在予約を受け付けておりません。 - 車・タクシー
- 「新千歳空港」から約50分
- JR「鵡川駅」から約15分
- 厚真門別道路「鵡川I.C.」から約15分
- 駐車場
- 約1000台(無料)