二大レジェンド対談

それでは中央と地方のレジェンド同士でエールを送り合ってください。
的場さんお願いします!

日本競馬界のスタージョッキーですから、ファンが悲しまないように1年でも長く乗っていただいて、これからも日本競馬界を盛り上げていってもらいたいと思います。とにかく長く乗ってもらいたい。

的場さんからのエールを受けていかがですか?

長く乗っていただきたいって言われましたけど、僕もそのままお返ししたいです(笑)

それでは武さんから的場さんへエールをお願いします!

記録は本当に後からだと思うんですけど、やっぱり達成するとすごく分かりやすいし、みんなが喜ぶ記録なので、的場さんには最高齢勝利騎手の世界記録を作ってほしいなって思いますね。僕はそういう方が身近にいてすごく幸せだなと思えるし、いつもエネルギーを貰っているのでずっと的場さんらしく乗り続けていただけたら嬉しいなと思いますね。

お二人が居ない競馬はちょっとイメージができないのでぜひ1日も長く、そして怪我が無いよう、僭越ながら競馬ファンを代表してお伝えさせていただきます。
最後となりますが、現在競馬はすごく盛りあがっていて売上も増えています。そこで、さらに競馬が盛り上がるための助言をレジェンドのお二人から一言ずつお願いします。

以前はなかなか売上が上がらない時期もあって本当に辛い時代がありました。
中央とか地方とか関係なく競馬関係者が協力して苦難を乗り超えてきたわけですから、これからも協力し合って競馬ブームが続くようになればいいなと思っています。
そのためにも豊さんには、1年でも長く現役を続けてもらって、これからも競馬界をどんどん盛り上げて貰いたいと思います。もう僕は終わりですけど。

いやいや、終わらないでください。武さんはいかがでしょうか。

本当に今は盛り上がっていてすごく嬉しい状況ですけど、今があるのは以前があってのことだと思います。何よりファンあっての競馬ですから、これを当たり前だと思わずに、我々は本当に良いレースを提供することが使命だと思います。そこを大切にしたいですね。
ファンを大事に今後もやって行きたいなと。

ファンを代表して“ありがとうございます”と言わせてください。
早く競馬場へ行きたいという方はたくさんいらっしゃるので楽しみですね。

競馬ファンで埋め尽くされる競馬場が待ち遠しいですよ。

ということで、武豊騎手、的場文男騎手、本日はありがとございました!
レジェンド対談は以上でお開きとさせていただきます。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

武豊(タケ ユタカ)騎手

1969年3月15日生まれ、京都府出身。O型。
1987年3月1日に騎手としてデビューを果たすと、3月7日の阪神3Rでダイナビショップに騎乗し初勝利を挙げる。
1988年、スーパークリークに騎乗して菊花賞を制しJRAのGI初勝利。
1989年、アメリカで海外初勝利、さらにJRAリーディングジョッキー(最多勝利騎手)を獲得。
1997年、年間最多勝利騎手・年間最多重賞勝利騎手に輝く。
以降も様々な偉業を成し遂げ、史上最速・最年少で通算1000勝(1995年)のほか、2016年には前人未到の通算4000勝を記録するなど、競馬界の“レジェンド”として知られる。

的場文男(マトバ フミオ)騎手

1956年9月7日生まれ、福岡県出身。A型。
大井競馬場東京都騎手会所属の騎手。
「大井の帝王」の愛称で親しまれ、地方競馬全国リーディングを2回(2002年、2003年)、大井競馬リーディングを21回(1983年、1985年~2004年)獲得。
多くの重賞タイトルを手中に収めている。2018年には34年連続35回目の年間100勝を挙げる。
2020年11月には中央競馬・地方競馬を問わず騎手として初めて黄綬褒章を受章。

小堺翔太

タイムリーオフィス所属。タレント、フリーアナウンサー。
中央競馬全レース中継キャスターをはじめ、中央・地方問わずグリーンチャンネルの競馬番組に多数出演。