新興勢力の台頭が期待できるレースのひとつ。JRAとの交流となって2年目の1996年には地元佐賀の牝馬リンデンニシキが制したが、その後地元馬の勝利はない。01・02年にはミツアキサイレンス(笠松)が連覇、08年にはチャンストウライ(兵庫)が勝ち、交流後で地方馬の勝利はこの4回。09年のスマートファルコン(JRA)、13年のホッコータルマエ(JRA)のように、このレースを経てダートのチャンピオン級に大成した馬もいる。(上妻 輝行)
- 実施日
- 2023年2月9日(木)
- 競馬場
- 佐賀競馬場
- 距離
- ダート右回り 2000m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬2kg減)
2023年2月4日まで、GI/JpnI競走1着馬3kg増、GII/JpnII競走1着馬2kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
2022年 ケイアイパープル 早め先頭から突き放す
2021年 クリンチャー レコード更新の逃げ切り勝ち
2020年 ナムラカメタロー 3連勝で初重賞タイトル獲得
歴史
佐賀競馬場が佐賀市から鳥栖市へ移転(1972年)したことを記念し、「開設記念」として73年に創設。当初は3歳限定もしくは3・4歳限定戦だったが、78年から古馬重賞に。距離も当初は1800mや2000mで行われていたが、79年からは2500mとなった。94年までは佐賀限定重賞だったが、開設20周年記念として行われた92年に限って地方交流の2000mで実施され、笠松所属馬のワンツー決着だった。95年に中央交流となったのにともない、距離も2000mに短縮。GIIIに格付けされた97年に佐賀記念に名称変更された。99年までは6~7月に行われていたが、01年のサマーチャンピオンGIII新設にともない、同年から2月実施となっている。(上妻 輝行)
コース紹介
佐賀・右2000メートル
佐賀競馬場は1周1100m(右回り・フルゲート12頭)。佐賀記念JpnIIIが行われる2000mは2コーナーポケットからの発走で、馬場を1周半以上。スタートから3コーナーまで、向正面での先行争いが、まず見どころとなる。ゴールまでの直線は200mで極端な追い込みは決まりにくく、中団~後方追走の馬は3コーナー手前からが勝負どころとなる。(上妻 輝行)
過去5年の競走成績
-
2022年 第49回
2022年2月8日(火)
佐賀 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ケイアイパープル | 2:06.6 | 2人気 |
2着 |
アメリカンフェイス | 5 | 5人気 |
3着 |
メイショウカズサ | 3 | 1人気 |
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2021年 第48回
2021年2月11日(木)
佐賀 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
クリンチャー | 2:05.0 | 1人気 |
2着 |
アシャカトブ | 9 | 3人気 |
3着 |
ハナズレジェンド | クビ | 5人気 |
-
2020年 第47回
2020年2月11日(火)
佐賀 右2000m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ナムラカメタロー | 2:06.7 | 2人気 |
2着 |
ロードゴラッソ | 1/2 | 1人気 |
3着 |
ノーヴァレンダ | 3 | 5人気 |
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2019年 第46回
2019年2月11日(月)
佐賀 右2000m
天候:曇 馬場:重
1着 |
ヒラボクラターシュ | 2:05.7 | 3人気 |
2着 |
リーゼントロック | クビ | 5人気 |
3着 |
テーオーエナジー | 8 | 1人気 |
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2018年 第45回
2018年2月6日(火)
佐賀 右2000m
天候:曇 馬場:稍重
1着 |
ルールソヴァール | 2:07.8 | 1人気 |
2着 |
トップディーヴォ | 4 | 2人気 |
3着 |
マイネルバサラ | 1 1/4 | 3人気 |
アクセス
- 開催場所
- 佐賀競馬場(佐賀県鳥栖市江島町字西谷3256-228)
- 公共交通機関
- JR「鳥栖駅」
⇒西鉄バス:「目達原神埼駅通り行」乗車、「競馬場前」下車
- 車・タクシー
- 「福岡空港」「佐賀空港」から約50分
九州新幹線「新鳥栖駅」から約10分
JR「鳥栖駅」から約15分
九州自動車道「鳥栖I.C.」から約20分
長崎自動車道「東脊振I.C.」から約20分
- 駐車場
- 約4000台(無料)
- HP
- http://www.sagakeiba.net/