CROSS TALK 01

01 新人職員座談会

就活のこと、
1年目の仕事のこと、
本音で話してもらいました。

  • 安田 直道

    企画部競走企画課
    2022年採用
  • 牧元 悠馬

    活性化推進室
    2022年採用
  • 杉浦 聡太

    総務部総務課
    2022年採用
  • 松尾 尚典

    公正部専門職
    2022年採用
  • 鈴内 悠太

    公正部専門職
    2022年採用
  • 村瀬 俊哉

    畜産振興部
    畜産振興課
    2022年採用
Q1

就職活動は
どんな風に進めたの?

安田:僕は「自分は何が好きで、将来、何をしていきたいか」ということを軸に、志望する業界は最初からある程度絞っていましたね。その中でもNARは最も行きたい会社でした。競馬、とくに地方競馬が大好きでしたし、土日休みなので大好きなサッカー観戦も続けられるかな、と(笑)。他業種の会社からも内定をもらいましたが、それで気持ちが揺らぐことはなかったですね。

牧元:もともと教員志望だったこともあり、採用試験と就職活動を並行して進めていました。ただ、志望する一般企業は一社に絞ろうと思っていて、競馬が好きだったこと、本部が麻布にあったことを理由にNARだけ受けました。「誰かをサポートする仕事がしたい」と思っていたので、最後は教師になるかNARに入会するかで相当悩みましたが、父が畜産に携わり、祖父が競馬好きだったことに運命を感じ、NARに決めました。

杉浦:僕はNARやJRA、競艇など、公営競技業界を中心に就職活動を進めました。選考前や選考途中に地方競馬に関するアルバイトやインターンシップも利用し、業界研究も入念に。最終的には、競馬と仕事の距離感、休日日数や福利厚生といったワークライフバランスを総合的に比較し、NARに決めました。ほどよい同期の数や様々な角度で地方競馬に関われる点も魅力でしたね。

松尾:みんな、結構絞っていたんだね。僕は「好きなことを仕事にできれば…」と漠然と考えていて、鉄道やエンタメ、スポーツ、ファッションなど、幅広い業種の会社を受けました。競馬も好きなものの一つだったけど、学生時代、地方競馬のことはほとんど知らなかった。でも、逆にNARだと中央競馬の馬券を買うことができたので、それもいいなと思いましたね(笑)。

鈴内:僕は競馬業界が第一志望。JRAとNARを第一志望に、主催者から施設・システム管理会社まで、競馬業界のことを幅広く調べて、いろいろ受けましたね。NARに魅力を感じたのは、全国にある地方競馬の最前線で働けると知ったから。北は北海道から南は九州、佐賀まで、日本中に出張できる点も魅力でしたね。

村瀬:やっぱり、就活の進め方はそれぞれ違うんだね。僕は自分が仕事を辞めるだろう4〜50年先にも需要がありそうな業界を第一に考え、家具業界や自動車業界を志望していました。それとは別に、大学時代に地方競馬にハマっていたので、この会社も受けることに。休みが多く、自分の時間を十分に取れそうだった点にも惹かれました。

Q2

選考中に印象に
残ったことは?

安田:僕が印象に残っているのは面接かな。最終面接で地方競馬の課題について考えを求められたことはよく覚えていますね。ただ、その他に大好きなサッカーの戦術について質問されて(笑)。その時は楽しく答えることができましたし、自然体の自分を出せたことが良かったようにも感じます。

牧元:私の場合、競馬について勉強するというより、「自分がなぜこの仕事がやりたいのか」というのを深く掘り下げて考えることが役に立ちましたね。

杉浦:たしかに、面接は印象に残っていますね。僕個人に対する質問が多くて、会話のような面接でした。ただ、面接前の準備はしっかりしておいた方が緊張せずに済むかもしれません。僕は、この会社の「求める人材像」はどういう人だろうというのをしっかりチェックして受けました。

松尾:僕はみんなとは逆で、最終面接はすごく緊張したかな。正直、終わった後は「失敗した」と思いましたね。

鈴内:感じ方は人それぞれなんだね。僕は、NARが一番話しやすかったな。面接の中で地方競馬についての意見を求められた時も、僕の意見によく耳を傾けてくれて、さらにしっかりと答えてくれたことが印象的でした。あと、僕の場合、地方競馬の最新ニュースなどにも目を通していたことが役に立ったかな。

村瀬:僕も事前に競馬に関する法律を調べたり、ホームページを熟読したり、結構、準備して臨みました。面接ではこちらから質問する時間をもらったので、地方競馬について気になっていたことへの踏み込んだ質問をしましたね。自分としても後悔のない就職をしたかったので、疑問や不安に思うことは事前に確認しておきたかったんです。でも、答えづらい質問にもまっすぐ答えてくださって、安心して入会することができました。

Q3

研修では
どんなことを学ぶの?

牧元:やっぱり地方競馬教養センターで馬の世話をしたことですかね。私はそれまで馬にふれたことさえ一度もなかったので、貴重な経験になりました。厩舎作業を行うことで、厩務員の仕事の大変さを肌で感じることができました。

安田:たしかに。馬房作業の大変さは、この研修で理解できたよね。あと、10日間、同期と一緒に生活することで絆が深まったことも良い研修だったな。

杉浦:そうだね。この研修を通して、自分が競馬サークルの一員になったと実感したなあ。それから教官の視点から候補生を見ることで、立ち居振る舞いによって人に与える印象が違うということも学びましたね。

松尾:僕は馬とふれられたことが本当に楽しかったな。あと、週末にみんなで中央競馬のレースを見ながら、それぞれの競馬へのこだわりが聞けたのもとても楽しかったですね(笑)。

鈴内:一日の大半を馬と過ごしていたし、同期とも朝からずっと一緒だったからね。競走の規則や馬装、馬の生態、診察など、競馬に対する深い知識を学ぶことができて充実した研修だと思います。

村瀬:いやあ、運動が苦手な僕にとってはかなりきつかったな。馬房の藁も重いし、作業後は体の節々が悲鳴をあげていました(笑)。でも、馬のことだけじゃなく、騎手候補生たちがどんな生活を送っているかといったことも知ることができ、改めて貴重な機会だったと思いますね。

Q4

配属後に最初に
ぶつかった壁は?

安田:僕は「競走企画課」に配属となり、現在は「シリーズ競走」のポイント順位を集計したり、強い馬づくりを目指すための強化指定馬を選定したりと、競走に関係する仕事に携わっています。最初にぶつかった壁は、そもそもどのように仕事を進めていけば良いかわからなかったこと。先輩たちに質問を重ね、実践することでなんとか乗り越えることができました。

牧元:配属されたのが「活性化推進室」という地方競馬全体の問題や未来を議論するような高い視座を求められる部署だったこともあり、最初は会議の内容などもよくわからず「ここは、どこ?」という感じでしたね。また、部署の性質上、責任ある立場の方々と話す機会も多く、毎回、非常に緊張していました。

杉浦:僕の場合、「総務課」に配属となったのですが、最初はケアレスミスが多くて…。その度、先輩や上司に相談し、指示をいただき、自分でも繰り返さないよう、間違えた原因を分析することが多かったですね。でも、総務課の仕事自体は好きですね。あらゆる部署と関わりがありますし、NARの業務の幅広さを日々実感できる部署です。

松尾:僕は「公正部専門職」として南関東の競馬場で裁決助手として働いています。最初の頃に苦労したのは、競馬開催後に行われる復命という業務。担当した開催中の出来事を上司に報告する機会なのですが、自分が見たことを言葉で伝えることの難しさにぶつかりました。

鈴内:復命は大変だよね。僕も「公正部専門職」だけど、仕事内容はまったく違うからなあ。こっちは競馬場の発走員としてゲート後方での整馬や、発走に関する馬たちの癖の記録などを担当しています。まさに競馬の最前線の仕事。絶対に事故を起こさないよう、常に緊張していますね。あと、法規や実施規則など、覚えなければいけないことも多く、その勉強にも苦労しています。

村瀬:どの部署もそれぞれの苦労があるんだね。僕は「畜産振興課」だから、みんなとはちょっと違う種類の業務に携わっています。畜産振興事業や競走馬生産振興事業の補助金申請書の審査などが主な仕事なんですが、この業務も覚えなければいけないことが非常に多くて、最初は相当に戸惑いました。でも、先輩たちの力も借りながら、徐々に知識を増やしているところです。

Q5

成長した点や
今後の目標は?

安田:配属されて半年以上が経ち、ようやく仕事において何を優先すれば良いかということがわかるようになってきました。情報の処理能力も向上したように感じます。この先は、まだ明確な目標は決まっていませんが、自分ができることを一つずつ増やしていきたいですね。そして、最終的には馬の強さを数値化するレーティングの業務なども挑戦してみたいですね。

牧元:会議で議論されている内容について、回を重ねるごとに理解できることが増えている点です。徐々にではありますが、地方競馬で現在、何が問題になっているのかがわかるようになってきました。今後の目標はひとまず会議の準備と契約作業について一通り自分でできるようになること。先輩方が急遽、休むことになった場合でも滞りなく業務を進められるようになりたいですね。

杉浦:総務課は他部署から様々な質問を受ける機会が多いのですが、最初の頃は周囲の先輩に確認してばかりでした。それが、少しずつ自分の知識で回答できることが増えてきて、その点は成長したかなと思いますね。今後の目標は、もうすぐ2年目となり後輩も入ってくると思うので、ケアレスミスをなくし、後輩に仕事を教えられるような知識、経験値をもっと高めたいですね。

松尾:最初の頃に相当苦労した復命業務ですが、最近はようやくできるようになってきて、話す力、説明する力はついてきたかなと思います。2年目になると、今度は南関東以外の全国の地方競馬場に出張することになりますし、立場も裁決委員となり、仕事の裁量も責任も大きくなります。まだまだ勉強することばかりですが、楽しみも大きいですね。

鈴内:発走の現場は楽しいことだけでなく、時には非常に重い決断や対処を迫られることもあります。そうした現場に身を置くことで、責任感は強くなったと思いますね。あと、砂の上を走り回っているので、体力もつきました(笑)。それから、1年目から主催者など外部の方と働く機会が多く、その中で協会の職員としての自分の役割も強く意識するようになったと思います。今後も一人前の発走委員となるよう、先輩方の背中から経験を積んでいきたいですね。ちなみに、今度の3月にスターターデビューもします!

村瀬:おお、すごいね。僕は補助事業の仕組みへの理解は深まったと思います。また、世の中が今、どう変化しているかといったことにも敏感になりましたね。今後は、簿記や経理処理についてももっと勉強し、より正確に書類審査できるようになりたいですね。そして、仕事を任せてもらえる職員になることが目標です。

今日はお忙しい中、ありがとうございます。ぜひ、2年目も頑張ってください。