JBC2020

11月3日(祝火)大井競馬場

JBCクラシックJpnⅠ

大井10R 18:30発走 右2000m

注目馬情報

クリソベリル

牡4 JRA 音無秀孝厩舎 通算8戦7勝(内海外1戦0勝)

父: ゴールドアリュール
母: クリソプレーズ
母の父: エルコンドルパサー

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デビューから6連勝でチャンピオンズカップを制し、3歳でダートの頂点に。今年、海外遠征のサウジカップでは7着に敗れたが、続く前走の帝王賞では3番手から抜け出して快勝。国内では7戦7勝と無敗だけに主役の座は譲れない。

キャリアは8戦7勝。デビューから6連勝したがその中には園田の兵庫チャンピオンシップ、大井のジャパンダートダービー、船橋の日本テレビ盃、中京のチャンピオンズカップ勝ちと世代、場所、距離を超越して圧倒的なポテンシャルを見せてきた。サウジ遠征7着からドバイに向かったがレースが中止に。海外遠征のダメージがあるはずの帝王賞でも後続をねじ伏せる完勝。「サウジカップは出遅れて挟まる不利もあり力を出し切れなかったが、帰国初戦で改めて力のあるところを見せた。2度勝っている大井の2000m。ここを目標に仕上げている」と音無秀孝調教師。JRA賞最優秀ダートホースにも輝いた王者が、実績ある舞台で国内無敗の走りを見せる。

オメガパフューム

牡5 JRA 安田翔伍厩舎 通算17戦8勝

父: スウェプトオーヴァーボード
母: オメガフレグランス
母の父: ゴールドアリュール

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JBCクラシックは、18年京都が3/4馬身差、19年浦和がハナ差と、2年連続で僅差の2着だが、今年の舞台は大井。東京大賞典連覇や帝王賞制覇など大井2000mは5戦3勝、2着2回。今回は帝王賞(2着)以来約4カ月の休み明けになるが、得意の舞台で本領発揮を期待。

大井2000mはこれまで5戦3勝・2着2回と連対率100%。18年東京大賞典、19年の帝王賞、東京大賞典とダートの頂点レースを3勝しているスペシャリスト。鋭い末脚を武器に実績を挙げ、前走では史上初の帝王賞連覇を狙ったが、馬群は一団で3コーナーまで動かなかったのは辛い展開で、いつもより早めに動いたが勝ち馬クリソベリルとの差は縮まらなかった。今回は帝王賞以来の実戦。「うまく夏を過ごせて順調に調整できた。昨年のJBCも帝王賞以来でいい走りをしたので久々でも力を出せると思います」と安田翔伍調教師は、切れ脚発揮を期待する。馬を怒らす調教をして集中力を高めると話していたこともあり、闘争心を喚起する仕上げで勝負を懸ける。

チュウワウィザード

牡5 JRA 大久保龍志厩舎 通算16戦9勝

父: キングカメハメハ
母: チュウワブロッサム
母の父: デュランダル

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通算16戦9勝、2・3着各3回と、3着以内を外したのは昨年のチャンピオンズカップ(4着)のみ。大井2000mは昨年の帝王賞が2着、今年の帝王賞が3着と勝利はないが、安定したレースぶりで今回も崩れるシーンは考えにくい。

3歳になってからのデビューだが6戦でオープンまで駆け上がり、初の重賞挑戦だった名古屋グランプリで差し切り勝ちをおさめると、以降、ダイオライト記念、平安ステークスなどダートグレードで連対を重ねてきた。そして昨年のJBCクラシック制覇。1番人気に推され、最後はオメガパフュームとのマッチレースをハナ差制して戴冠した。川崎記念でも圧巻の6馬身差Vでダート路線の主役に名乗り出たが、帝王賞ではクリソベリルをマークするかたちで瞬発力を発揮するもプラス11キロのコンディションも響いたのか3着まで。「帝王賞後は放牧に出しここを目標に逆算して帰厩させ調整している」(大久保龍志調教師)とJBC連覇を狙っている。

ノンコノユメ

セ8 大井 荒山勝徳厩舎 通算36戦9勝(内海外1戦0勝)

父: トワイニング
母: ノンコ
母の父: アグネスタキオン

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JRA在籍時には15年のジャパンダートダービー、18年のフェブラリーステークスとGI/JpnIを2勝。昨年9月に大井に移籍してからも、持ち味の決め脚を発揮して東京大賞典2着など大井2000mのGI/JpnIで善戦。末脚を生かせる展開ならチャンスがありそうだ。

中央所属時からダートグレードに参戦し、フェブラリーステークスやジャパンダートダービーなどビッグタイトルを手にしてきたが、昨年春のドバイ遠征後に南関東転入。規定の違いで地方ではゲートで尾持ちをすることができ、それまでのゲートで遅れてしまう課題が落ち着いて解消。勝ちきれないまでも重賞戦線で好走を重ねている。昨年末の東京大賞典では勝ち馬と競り合って2着。前走の帝王賞では不向きなスローペースでもためた脚を発揮して5着まで詰めている。「帝王賞のあと放牧に出したが、脚元に不安が出て思いのほか長引いてしまった。もう心配はなくなったが帰厩が10月初旬で急仕上げになりそう」と荒山勝徳調教師。得意の舞台で切れ脚に期待したいところだが。

デルマルーヴル

牡4 JRA 戸田博文厩舎 通算16戦4勝(内海外1戦0勝)

父: パイロ
母: カリビアンロマンス
母の父: コマンズ

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2歳時に兵庫ジュニアグランプリを制し、3歳時にはドバイ遠征を経て、ジャパンダートダービー2着、名古屋グランプリでは重賞2勝目を挙げた。今年は4戦して未勝利だが、前走日本テレビ盃2着など堅実な差し脚を武器に大崩れが少なく、上位争いが期待できる。

デビュー4戦目で兵庫ジュニアグランプリを制し、2着だった全日本2歳優駿での猛追は負けてなお強しのインパクトある内容だった。その後はドバイ遠征などを経て、ダートグレードに本格参戦するとジャパンダートダービー、レパードステークス、白山大賞典といずれも2着。名古屋グランプリで2500mを差し切り勝ちしたものの、近走はマーキュリーカップ、日本テレビ盃でも2着とすっかりシルバーコレクターになっている。「前走は勝ち馬にうまく乗られたが、環境の変化に動じず、どんな条件にも対応できるのが強み。寒い時期の方が体調がいい」と斎藤助手。堅実な差し脚で大崩れがなく常に上位争い。得意な季節で世代交代を狙う。

モジアナフレイバー

牡5 大井 福永敏厩舎 通算18戦9勝

父: バトルプラン
母: ナスケンアイリス
母の父: フレンチデピュティ

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4歳の昨年は大井記念制覇に、勝島王冠を連覇。年末の東京大賞典では3着と健闘した。5歳の今年は、中止になったドバイ遠征もありオープン特別の1勝のみだが、マイルチャンピオンシップ南部杯では見せ場たっぷりの3着。地の利を生かして勝ちに行く。

デビューから4連勝し早くから素質の高さを評価されていたが、新馬戦を除外されるなどゲートや気性面などの課題がつきまとっていた。ダートグレードでもしばしば入着するようになり、今では南関東を代表する1頭に。春にはドバイに遠征したがコロナ禍により中止。すでに彼の地へと輸送済みだったことからダメージもあったことは否めない。秋は千葉ダートマイルをノーステッキで圧勝して復活の兆しを見せ、その後は昨年4着だったマイルチャンピオンシップ南部杯に向かった。「交流レースでも互角に戦える力はある。南部杯はよく走ってくれたけど時計が速すぎた。疲れがどこまで解消しているか」(繁田健一騎手)と、3着だったこの馬の走破タイム1分33秒0でさえ、それまでの日本レコードを上回る高速決着だった。

ミューチャリー

牡4 船橋 矢野義幸厩舎 通算14戦6勝

父: パイロ
母: ゴッドビラブドミー
母の父: ブライアンズタイム

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大井2000mでは東京ダービー2着、ジャパンダートダービー3着(ほか準重賞で1勝)と好成績。今年、地方のダートグレードでは川崎記念、日本テレビ盃でともに4着に敗れたが、持ち味の決め手は通用するだけに脚の使いどころ次第では好勝負になりそうだ。

デビューから無傷3連勝で鎌倉記念を制覇し、3歳では羽田盃1着、東京ダービー2着、ジャバンダートダービー3着と好走した世代最強馬。ダートグレードでは川崎記念、日本テレビ盃でともに4着に敗れたが、決め手勝負で通用する高いポテンシャルを持っているだけに脚の使いどころ次第だろう。「日本テレビ盃はいくらか掛かりぎみ。馬体が大きくなって成長がうかがえるし、大人になってきたね。終いの脚はいいものを持っているから瞬発力を発揮できる展開になってくれれば」と矢野義幸調教師。ペースを味方につけ混戦を捌いたマイルグランプリを見ても、タメの利く大井コースの方がこの馬の末脚を生かせそう。

サウンドトゥルー

セ10 船橋 佐藤裕太厩舎 通算64戦13勝

父: フレンチデピュティ
母: キョウエイトルース
母の父: フジキセキ

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JRA在籍時には17年のJBCクラシックなどGI/JpnIを3勝。18年12月に船橋に移籍し、10歳となった今年は3月のダイオライト記念で3着と善戦。前走の東京記念では休み明けながら向正面からロングスパートを決めて7馬身差で圧勝。3年ぶり2度目のJBC制覇となるか。

スピード決着では厳しくなってきたが、スタミナ勝負ならまだまだ健在な10歳馬。前走の東京記念では勝負どころからの動きもよく、4コーナーでは早くも先頭に立つと直線は独走状態で後続に7馬身差をつける圧勝だった。今年は金盃に続く重賞制覇。年齢も苦手な暑さも休み明けも感じさせない見事な勝利だった。「10歳馬とは思えないくらい弾けてくれたね。調教で乗った感じも若い。まるで5、6歳馬に乗っているような感じです。大事に使ってきたのもあるんでしょう。ここでも恥ずかしくない競馬になるはず。走り慣れたコースで弾けてほしい」と佐藤裕太調教師。18年末に船橋に移籍したが、今では南関東を代表する長距離ランナー。一昨年以来のJBC参戦で切れ脚を炸裂させるか。

ダノンファラオ

牡3 JRA 矢作芳人厩舎 通算9戦3勝

父: American Pharoah
母: クリスプ
母の父: El Corredor

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今年7月のジャパンダートダービーは6番人気ながら2番手から直線半ばで抜け出してJpnI初制覇。約3カ月の休養を挟んだ前走日本テレビ盃は7着に敗れたが、ハイペースの中3番手を進んで直線で粘りを欠いた。叩き2走目、勝利実績のある舞台で巻き返しを狙う。

今年のジャパンダートダービーでは6番人気ながら完勝し3歳ダート王に輝いた。逃げ馬の後ろにピタリとつけた道中から直線は競り合いを制しており、ハナを主張することができないとわかると戦法を切り替える巧みさでJpnI制覇。5年目の若手・坂井瑠星騎手の手腕が光った。秋初戦となった日本テレビ盃では2番人気と評価を上げたが、初対戦となる古馬相手に厳しい展開となり粘りきれずに7着。「前走はペースが速すぎたのか精神面のもろさが出てしまいました。前々走のように気持ちを切らさず走れればもっとやれるはずです」と宮内助手。馬体重が大きく増えていたように心身ともに成長期の真っ最中。ジャパンダートダービーを制した舞台に戻って本領発揮。

(吉田総一郎)
(金子正彦・中川明美(協力:競馬ブック))

注記

当ページは、10月23日発表の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。