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連載

第25回 2010年9月10日(金) みたらしなど(名古屋競馬場)

名古屋競馬場
大矢屋 みたらし(80円)など

競馬エース 幸村博之

 福山の実況アナウンサー・西田茂弘さんからのバトン。西田さんは「まだ1度しかお会いしたことのない」岩手・テシオの松尾さんからだったというが、私は面識すらない西田さんからのご指名だ。友達の友達はみなトモダチ。はじめは「いやいや、私なんか…」とお断りしていたが、そこはアナウンサー。巧みな話術で導かれ、「じゃあ次、やってくれるかな?」「いいとも!」と相成った次第。
 9月にもなるというのに、この暑さ。夏バテ気味でガッツリは食べられないけど、ちょいとつまめるものがあれば…。そんなシロモノを紹介してみたい。
 競馬場正門を入って右手、一番奥にある「大矢屋」の「みたらし」(80円)。手軽で美味なみたらしが場内で唯一食べられるお店だ。甘辛のタレがもう一本、もう一本と食欲をそそる。みたらしといえば、祖父が健康のためと称して競馬、競輪、競艇場へ行った帰りに買ってきてくれたのを思い出す。おみやげを待っていたかわいい? 孫が、今では競馬を生業(なりわい)にしているとは、天国の祖父も夢にも思うまい。


 7月にNHKで放送されたドラマ「鉄の骨」。談合という悪しき? 慣習に翻弄される大手ゼネコン営業マンたちの苦悩が描かれたドラマで見応えがあった。実はそのワンシーンに名古屋競馬場が出てきている。中村敦夫さん、陣内孝則さん、小池徹平さんが絡んでいたのが第1スタンド。「当り屋」の前の観覧席だ。ここの「串カツ」(100円)はみそとソースが選べるが、「やっぱり名古屋だからみそだけど、暑い時季はソースでさっぱりというお客さんも多いよ」とのこと。両方食べてみると、う、うまい。ソースはあっさり、みそはこってり。ちょいとつまめればと言っておきながら、ごはんが欲しくなってきたぞ。ちなみに、そのシーンで彼らが手に持っていた競馬新聞はまったくの架空のものだった。競馬エースを使ってくれてもよかったのに…。


※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
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